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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission1-⑤

2018.03.25 00:00

スタジオ近くの公園で、俺と恭介はRYUJIに指令を出す時を待っている。





スタジオ内はまだパフォーマーだけで音合わせしている。





指令はイヤモニから直接RYUJIに下される。





「あいつ、歌えんの?」





公園のベンチで隣に腰掛ける恭介に尋ねた。





「自分より上手かったらショックか?」





意地悪な質問をしてくる。





「うん…凹む」





俺が着けてるイヤモニからスタジオ内の会話が聞こえてきた。





アイツのどこにスピーカーが内蔵されてんだろ?




『隆二くん、じゃあボーカルのチェックよろしく』





『おーし‼︎いつでも来いや!』





不安になってきた…





新曲のイントロが流れている。





臣のパートが終わり、俺の番…





♫〜




「……⁉︎」





俺は何も言わずに恭介の目を見た。





驚いた…





俺の…歌声だ。





「ふ…」恭介は薄く笑っている。





誰よりも長い時間、隣で俺の歌声を聞いてきたアイツの…





臣の反応が見たくなった…





to be continued…