ウィンザーコムバックチェア
こんばんは。
晩秋の月曜日
皆様いかがお過ごしでしょうか。
あっという間に11月も中旬。
落ち葉も散り、所々紅葉が色づいていますが、ほとんど紅葉も終わり山も冬支度です。
日暮も早くなりました。17時には真っ暗ですね。
夕暮れ時には薪のにおいも漂ってきました。
薪ストーブの前で、のんびりと火を見つめながら
自分の時間を過ごすのがとても心地良い季節でもありますね。
今日はこちらのチェアをご紹介いたします。
ウィンザーコムバックチェアです。
18世紀ころのウィンザーチェアで、この形はコムバックチェアと呼ばれています。
コムバックとは、Comb-Back、コーム(櫛)に似ていることから名前が付けられました。
ウィンザーチェアの中では最も古い形と言われています。
庶民の椅子として生まれたウィンザーチェアですが、貴族や富裕層の目に留まり、
広大な庭園に配置されるガーデンチェアとして普及していきます。
その際、椅子を雨や日射から耐えられるよう深緑などに保護塗料が塗られました。
深緑に塗ったのは植物に囲まれても目立たないようにするためです。
こちらはオリジナルの塗装を剥がされた状態で
白木の雰囲気がとてもほっこりと柔らかい、空気感がある椅子です。
全体の形からも、気取らない素朴さを感じますね。
長い歴史を受け継がれ残された椅子らしく、
沢山の修理跡が見受けられます。
当店の修理でも、強度はあまり回復できませんが
そっとお座りいただくことで、また更なる次世代へ受け継ぐことが出来る、そんな椅子です。
私たちはよりずっと長生きのこの椅子、
この椅子にとっては今も長い歴史のほんの一部であることを改めて考えさせられますね。
オケージョナルチェアとしてお部屋の片隅に置いてみてはいかがでしょうか?
SIZE(㎜)
W525
D610
H1080
シートハイ 400
価格¥227,272‐(税込¥250,000‐)