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やわらかな光に包まれる空間、オ・タン・ジャディス クレープリー

2018.03.25 02:59

'渋谷区神南'と聞いて特別な感覚を覚えるのは私だけでしょうか?


ひと昔前には、ドレステリア、ヴァネッサヴリューノ、アメリカンラグシー、なつかしのカフェ・マディなど。

バンタンのファッションスタイリスト科に通っていた私にとっては、憧れの場所。その頃既にあったクレープリー、『オ・タン・ジャディス 』を訪ねました。

ジャーナルスタンダードを消防署方面へ。看板を見つけたら奥の道へ進みます。


渋谷にいることを忘れてしまうほど、静かな環境。レンガ造りの建物は異国の地を思い起こさせます。

お店は地下一階。まるでフランスの田舎に迷い込んだかのよう。


オ・タン・ジャディスは1985年創業のフランス・ブルターニュ地方の伝統的な味を提供するクレープ、ガレット専門店。フランス語では Au Temps Jadis. Jadisは、「かつて・昔」という意味。'かつての懐かしい時' という意味合いでしょうか。


土曜日のお昼どき、テーブルはかなり埋まっていました。お客さんの流れも途絶えません。大テーブルの一席に通されます。次回は早めに来て奥の席に座ってみたい。

お水の入ったピッチャーが可愛すぎてテンションが上がりました。お水はジンジャーの味がします。


そば粉のガレット、デザートクレープ、飲み物がセットのおススメコースを選びました。


そば粉のガレットは ハム、タマゴ、チーズ入りの定番、ガレット コンプレット(Galette complète)を。

丁寧に焼き上げられたクレープ。

ひと口ずつ美味しい感覚を大切に味わいました。


飲み物はフランス・ノルマンディー地方の名物、リンゴの発泡酒 'シードル'を。


シードルはアルコール度5%ほどなので、お酒をあまり飲まない方にも軽くて飲みやすいです。


他にも、ハチミツのワインが!美味しそう。。暖かくなったら、テラスで一杯なんていいですね。

ふと見渡すとやわらかい光が店内を包み込んでいました。まるでフランスの田舎町でゆったりお酒でも飲みながら休日を過ごしている感覚。


店内ではクレープを焼き上げる甘やかな香り。店員さんの優しいお人柄も手伝って、心からくつろげました。


もう一つのお楽しみ、デザートクレープは、塩バターキャラメルを。

モチモチの生地に塩バターとキャラメルソースが絡まって、最高です!

ガレットとクレープの二枚をペロリ。

満腹手前の丁度よい分量です。



また、インテリア好きにはたまらないのですがこちらのお店、レトロなお手洗いが素敵なので必見です。タイムトリップしてしまいそう。内装は観てからのお楽しみに。


帰り道、お店の空間とクレープに心の芯から癒されていることに気づきます。後味がホッとするのです。田舎の温もりに心が満たされる感覚。また気軽にふらっと遊びに来たいなぁと思いながらお店を後にしました。

オ・タン・ジャディス クレープリー

Au temps jadis crêperie 

東京都渋谷区神南1-5-4

ロイヤルパレス原宿102 B1

Tel 03-3770-2457

営業時間: 11:00~20:00(LO.19:30)

定休日: 火 水 木曜日(祝日の場合は営業)