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コレステロールと脂質とアルコール

2022.11.15 03:37

みなさん「コレステロール」という言葉をよく耳にすると思います。 

「コレステロール」とは、一体なんでしょう? 


 コレステロールは細胞膜の構成成分・胆汁酸やステロイドホルモンの材料です。

 中性脂肪も、エネルギーの貯蔵物であり、保温効果や外からの衝撃を和らげる働きがあります。 


コレステロールとは、ヒトの体内に存在している脂肪の1つです。

「脂質」には「単純脂質」「複合脂質」「誘導脂質」があります。 


 コレステロールは、その中の「誘導脂質」に存在します。
 脂質は水に溶けません。 
「血中に単独で存在することができない」ということです。 

したがって、アポタンパク質と結合して「リポタンパク質」という物質に変化します。


 中性脂肪は小腸で吸収されると、そのリポタンパク質に組み込まれます。 そして、血中を循環し、各組織に運ばれていきます。 


 リポタンパク質にはいろいろありますが、重要なのは以下の2つ。


LDLコレステロール(低比重リポたんぱく質)が肝臓で作られたコレステロールを全身に運び、HDLコレステロール(高比重リポたんぱく質)は、身体の中に余ったコレステロールを抜き取り、回収して、肝臓に運びます。

これにより、動脈硬化を防止します。 

 そのため「善玉コレステロール」と呼ばれています。 

 LDLコレステロールが増えると動脈硬化を促すので「悪玉コレステロール」と呼ばれますが、不足すると、脳出血など健康に害を及ぼします。 


 誘導脂質には2種類あります。 

 1つは「脂溶性ビタミン」(テルペン)です。

動物性のものは、ビタミンA、D。 
植物性のものは、ビタミンE、K。
もう1つが「ステロール」。

 ステロイド骨格を持つアルコールの総称です。


 動物の体内に存在するステロール類の多くが「コレステロール」。
 植物に存在するものが「エルゴステロール」といいます。


 このエルゴステロールは、椎茸などの菌類や酵母に含まれていて、 コレステロールの吸収を抑えてくれます。
 加えて、そのキノコ類や野菜や大豆製品・玄米・胚芽米・雑穀・海藻は たくさん食物繊維・ミネラルが含まれています。
 それらはコレステロールを排出させ、低下させます。
 又、ビタミンCは、コレステロールが溜まるのを防ぎ、細胞と細胞の間を埋めて 若返らせてくれます。積極的に取り入れていきたいものです。 


 脂質異常症とは LDLコレステロールが多い、逆に、HDLコレステロールが少ない、又は、中性脂肪が多くなりすぎている状態が続く症状のことをいいます。 

 2007年以前は「高脂血症」と呼ばれていました。 

 自覚症状はありませんが、上記でも申し上げたように、動脈硬化の要因になります。
 又、脳血管障害や心疾患につながります。


 LDL÷HDL で「LH比」を調べることができます。
これが2.0以下だった場合には他に病気はないとされます。 

 既往歴で「高血圧」「糖尿病」「心筋梗塞」などがある場合には1.5以下が望ましいとされています。 尚、脂質異常症の判断基準(空腹時の採血検査において)は以下のようになっています。 

 LDL  140mg/dl 以上
 HDL   40mg/dl 未満
 中性脂肪  150mg/dl 以上 


 原因となるものは、肥満・運動不足・飲酒・喫煙です。


無理のある我慢ダイエットは、リバウンドを生むのでやってはいけませんが 栄養バランスを見て、やはり食べ過ぎているものは減らします。
 逆に言えば、必要な栄養と生命維持に必要なエネルギーは必ず摂らなければ危険です。


ダイエットの際に、減らす順位

第1位 アルコール
 第2位 脂肪
 第3位 糖分 


上記のようになっています。


ビタミン・ミネラルは十分に。
大人も子どもも、1日、野菜は350g以上・果物は200g以上摂取しましょう。
糖質は、白砂糖は控え、主食(雑穀米・玄米・胚芽米が理想)から。
1日体重1㎏当たり5~7g必要です。
たんぱく質は、脂肪の少ない赤身の肉等、良質のたんぱく質から。
脂質は、できれば毎日でも青魚150gほど摂れると良いですね。 


第1位のアルコールについて、もう少しお話します。 

 お酒は大きく3種類に分けられます。 


 ●醸造酒
 原料をそのまま、又は、洗米・浸漬・蒸米・糖化・発酵させたもの   
①単発酵酒・・・原料の中の糖分がそのまま発酵したもの・・・ワイン等   
⓶複発酵酒・・・麦や米など澱粉質が原料。糖化の製造工程があるもの            
     a  糖化後、アルコール発酵・・・ビール              
     b 糖化とアルコール発酵が同時・・・清酒 


 ●蒸留酒
 醸造酒を蒸留したもの・・・焼酎・ブランデー・ウイスキー等 


 ●混成酒
 醸造酒・蒸留酒に甘味料や色素などを加えたもの        
     ・・・カクテル・リキュール・甘味果実酒など 


アルコール(お酒)は、ダイエット中できるだけ控えたいものです。
しかし、息抜きや人付き合い、楽しみも大切!

最低でも、週に2日は必ず「休肝日」を設けましょう。


アルコールは度数だけではなく、含まれる糖質量に注意が必要です。
これは種類によって異なります。


糖質が多いもの
 ビール・発泡酒・日本酒・カクテル 


 ワインは糖質は少なめではありますが、ロゼ・白・赤の順番で高めです。

 
焼酎・ウイスキー・ジン・ウォッカ・糖質ゼロの発泡酒は、糖質少なめです。


少なめであっても、連日や多量飲んでしまえば、やはり、どうしても太りやすくなります。
お酒の飲み過ぎは、高血圧・脂質異常症・肝硬変・高尿酸血症・痛風・睡眠の質の低下を招きますが、少量の飲酒は「百薬の長」と呼ばれる通り、非飲酒者以上に睡眠の質も上がり、虚血性疾患・脳梗塞・2型糖尿病のリスクも低いという研究結果が出ています。 


お酒を飲むとトイレに行きたくなりますね。
これは、飲んだお酒がすぐに体外に排出されているのではなく、お酒の利尿作用により、元々、体にあった水分が排出されています。更に、身体の中ではアルコール分解が行われます。
この際にも水分が必要になります。

こんな状況が続くと、どうなるでしょうか?
脱水状態を起こしやすくなり、アルコール分解能力も低下し、二日酔いまっしぐら・・・ということになります。トイレが近い人ほど、きちんと水分摂取をしましょう。 


 お酒好きな人からは、ダイエット中でも楽しみを失いたくない気持ちから 「アルコールは太らない!」という声がよく聞かれますが、 残念ですが、考えて飲まなければ太ります。