ピアノ(富永峻さん)&チェロ(奥田なな子さん)の演奏会。
昨年クリスマスシーズンに、東京オペラシティ リサイタルホールで行われたピアニスト富永峻さんのリサイタルがよかったので、今回、三軒茶屋で行われたリサイタルへ、クライアントさんも4名お誘いし、5人で伺いました。今回は、チェロの方とのコラボでした。会場の大きさは、案内をみると80名ほどの規模のようですが、100名くらいの満員御礼でした!
テーマは「バッハ」。ピアノの演奏の前に、自ら説明などをしてくださるので、よりクラシックを楽しむことができました。
バッハは、教会の音楽を毎週のように作曲する仕事をされていたそうなのです。そのなかでも「フーガ」というのはバッハの特徴的な技法だということで。
『ハ長調 BWV846』なんか、聞いたことがあるなと私の記憶が呼び覚まされました。そう言えば、「小フーガ ト短調」って弾いたことことがある!最初はシンプルな旋律から、つぎつぎとおっかけるように、音が重なり合っていく。ああ、そうかバッハってそうだったのか!と、今ごろ知ってしまいました。何でピアノの先生教えてくれなかったのだろう?(笑)
中盤は、ピアノとチェロのアンサンブルへと進みました。1790年生まれのチェロ?!ということで、素人の耳には、年代の違いが判別できるのかはわからないですが、演奏する側としては、古いだけ、音がちゃんと出てくれるかどうか? 緊張感もあるとおっしゃっているのがとても印象的でした。
アンコールの『G線上のアリア』は、「ああ、今幸せだ」と実感させてくれるものでした。チェロの音と調和するピアノの絶妙な音量、チェロの深い響き。素晴らしい体験でした。
なかなか、「今幸せ」と感じる瞬間というのは、人生の中でありそうでなさそうなことのような気がします。なんとなく、何かを追い求めていたりすることの方が多いからです。だから、この感覚はこれから生きていく中でも、とても大切な気がしました。それを感じることが出来た、というのが、大きな収穫です。新月にいいエネルギーを吸収しました♪
富永さん、奥田さん、素敵な時間を届けてくださいまして、ありがとうございました。一緒に行った仲間たちも大満足でした!