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Fashion source: Daily Journal

与論島ひとり旅日記④与論島の世界観。

2016.09.03 16:38

 前日までの天気予報では、午前6時から雨マークだったのですが、朝7時、日差しが出ているではないですか!与論島に来てやりたかったこと、その②「仕事の動画作り」です。ちょうど、出発の朝は播磨コーチとのセッションの時間だったので、頭もだいぶ整理されている状態でした。あとは収録のみ! 天気予報が外れたのも「チャンスを逃すな!」と言われているような気がして、すぐに支度をして、白い三脚を持って外に飛び出しました。



 朝7時台というのもあり、人影も少なく、海が背景になる高台にて構図を決めて、座れる場所もありました。いきなりテイク1で、いつもより喋れたのでびっくりです。きっと、最近偶然に出逢うことができたJulianが1人でしゃべっている動画を集中して見ていたのもあったし、実際に彼から「どうして1人であんなに喋れるの?」と質問ができたからです。返事は「緊張もしてるんだよ、喋っていると怒りも出てきちゃうんだけどね(笑)」という意外なものでした。どうも1人で話すことに苦手意識を持っていましたが、彼のようにしっかりとカメラ目線にしたら、できるかもしれないと思ったのです。そしたら、案外できました。戦場カメラマンの渡部さんの動画も最近目にしたのもよかったです。言葉を選びながら、ゆっくり話せばいいだけのことでした。

 それから部屋に戻り、一気に動画を編集。朝食を済ませ、YouTubeにアップロードするところまで、10時のチェックアウト前に終わりました。これは最高記録更新。10時半から海外在住の日本人のクライアントさんとのセッションの予約も入っていましたし、集中力がかなり高まったのだと思います。

 10時半からのセッションは、アメリカ西海岸のほうのクライアントさんでした。クライアントさんは、日本&バリで夏休みを過ごして、戻ってきたところ。旅行前にセッションをして、旅行を挟み1か月後のセッション。新月のタイミングでした。クライアントさんにもご満足いただき、私もたいへん楽しいセッションを与論島のテラス席でさせてもらいました。ひとり旅だと誰も話す人いないですから、セッションがあって本当によかったです。(笑)



 セッション後、再び天気予報をチェックすると、願った通り15時まで曇りマークになっていました。今日はリゾートから民宿への移動日のため、15時までは晴れていてほしかったのです。ランチするため、自転車を借りて「海カフェ」へと漕ぎだしました。



 しかし、海カフェは定休日。その下に「窯焼きピザ」のお店があることも知っていたので、そちらの方へ行くことにしました。まるで、トムソーヤ島に来たかのような。小柄な店主が1人でピザを焼いていました! 水・木・土・日の週4日のみの営業で時間もランチタイムのみ営業ということで、ナイスタイミング!





 「ここで頼んでください」。1人で切り盛りしているので、まずはオーダーして、支払うという手順。ピザ+飲み物で1000円ほどです。ピザの大きさが基本「一人用」であることも大変助かりますね! これは私の勝手な推測ですが、もしかして海カフェの彼女のお父さんかしら? 似ている気がしました。(笑)

グリークガーデンKAI/石窯ピザ(Greek Garden KAI)

 シーフードピザ+ビール(自転車のためノンアル)にしました。石窯って、アウトドア石窯?! 天気悪ければ営業不可なんじゃないか?!というほど、シェフの気まぐれ度高しです。



 しかし、店主一人でやっている割に、飲み物より、早くピザが来ました。それから、写真を撮るために、食べるまで5分くらいは時間を取っていたと思います。



 そんな取り込み中のところに、店主がピザをもって私のところへ。「すみません、シーフードピザはこちらです」。私がなかなか食べないでいたピザは「しらすピザ」で、カップルできていた男性がオーダーしたもののようでした! 5分以上経過していましたが、私が手を付けていなかったことが奇跡的。(笑)オーダーしたのは男性で、5分経過したことをあまり気にしていなかったようで。そのまま私の目の前にあったピザが男性のところへ行きました。一度、写真の構図をいろいろと考えていたのもあり、今度はさっと撮影が終了し、食事を始められました。なんか、わるいなー。





 トムソーヤ島で食べるピザは、さらに雰囲気で圧倒されてしまって、美味しさ二乗。東京では、作りこんでも作り上げきれない最高なロケーション。ほかのピザも食べてみたかったです。

 今回はランチを食べるためにだけ自転車を2時間だけ借りたので直帰し、16時にタクシーを呼んで次の宿へ。1泊19,000円から、素泊まり4000円へ移動となります。(笑)



 映画『めがね』では、薬師丸ひろ子さんがオーナーの宿として出てきたロケ地です! 「たそがれ」とは対照的な自己啓発宿で、みんなで畑を耕すというワークを強いられて、主人公が即脱落してしまうというシーンでした。

 4000円の部屋はこちらです。ジャーン!Wifiあり〼



 6畳一間。バストイレ共同。折り畳み机。椅子に慣れ過ぎていて、この折り畳み机での姿勢が結構つらい。欧米人はこれに苦労するんだろうなー。(笑)



 さて、雨マークがついているのに、まだ晴れていたので、あたりを散歩することにしました。メインの通りを歩いていると、与論民俗村や赤崎鍾乳洞など、一応観光スポット近くでした。とりあえず、赤崎海岸を目指して1本道を歩いていくと…。ギョッとするものが目に飛び込んできました。



「ハイビスカスを食べているバッタ?」
ハイビスカスの写真を撮っていると、バッタがハイビスカスのおしべみたいなものを、モグモグしていました。こんな大きなバッタ見たことないし、ハイビスカスって美味しいの? 



「これは???」
 よくよく見ると、バナナが上に! メジャーすぎるバナナであるのに、初めてバナナの花を見て、衝撃を受けました。馬のシッポみたいですね~。

 赤崎海岸へ到着して、また折り返して歩いていると…。



「カツカツカツ…コケッコ…」。不思議な音が耳に飛び込んでみました。音の方向に目を向けると、大きな蜘蛛の巣の向こうで、鶏が餌を食べている!しかもものすごい勢いで。珍しすぎる光景でずっと見てしまいました。

「ミャー。ミャー」 音の方向に目をやると、キティーが! 





 道路のわきの畑から、顔だけのぞかせているその風貌がありえないほどかわいくて、猫ってこんなにかわいかったっけ! 



 この1本道で与論島の世界観を一挙に味わってしまいました。

 18時ころ宿に戻ると、夕飯のだしの香りが、風に乗って部屋まで運ばれてきました~! その間に共用バスへ行ってみよう。
 ものすごい昭和な感じでしたが、(笑)ホテルのバスタブでシャワーを浴びるよりも広いわけで、きっと私が生れる前の配色、懐かしさが漂います。昭和的な深めのお風呂も、お湯を入れて利用できるようになっていました。



 夕食は、「ダイニング」で一緒に頂きます。合宿ですね~。フランス人が書いたレビューにもありましたが、食事がおいしいのは本当でした。レストランでは味わえない、家庭の味。わかめご飯と白ご飯、2杯いただきました!

 部屋に帰り、この日は新月であったので、「新月の願いごと」を考える時間としました。
 午前0時過ぎ、遂に天気予報通りに土砂降りの雨が降ってきました。