ブレーキの薄い話。
今日も1日自転車の組み立て作業です。
フラットマウントディスクブレーキのフレーム、フォークのフェイシングをしてからブレーキをインストール。カタカナが多い。
こういう工具です。
へー、スポーツバイクの整備士っていろんな工具持ってるんだなぁーっていう程度の話ですが、フェイシングツールってお高いんですよね。
昨年あたりに出たカーボンフレーム専用のフラットマウントディスクフェイシングツール(カタカナが多い)なんて、直径2cmほど?の刃(というか面の精度の高いヤスリ)一個が◯万円でしたから、各地の自転車屋が購入するたびにすすり泣く声が各地からネットの波に乗って聞こえてきました。
うちはカーボンフレームを売ることがほぼほぼ無いし、自分も金属製フレームしか乗っていないのでまだ持ってませんが、カーボンフレームがある程度売れる店だったとしたら、買ってたんだろうなぁ、、あの面の精度の高い、単価も桁違いに高い”ヤスリ”を、、、。
とはいえ、ディスクブレーキの取り付け面のフェイシングは必要です。
やらなくてもブレーキは”効く”んですが、やらないと”カッチリ”効かないんですよね。
スポンジーとかスポンジって今でも言うのか?死語かもしれませんが、ブレーキをかけた時に柔らかい感覚っていう意味で、カッチリの対義語です。
昔オートバイレースのメカニックから聞いた話ですが、ディスクブレーキでもあえてトーインをつけること(スポンジにする)があるそうで、カッチリブレーキが必ずしもいいとは限らないそうですが。
トーインはかつてのMTB用ブレーキであるVブレーキやカンチブレーキでは定番の組み付けです。
定番とはいえ、あえてトーインをつけるのが好みの人と、カッチリさせたい人とでメカニックでも好みが別れるので、ブレーキの組み付けって面白いですね。
ちなみに僕はカッチリとスポンジを両方使い分けていますが、基本カッチリ派です。
どこでどう使い分けているかは書くのがめんどくさいので書きません笑笑
ちなみに自転車のディスクブレーキはトーインをつけると擦ってしまう可能性が出てきて、人力で走る乗り物なのでブレーキが擦るとものすごく疲れますから、僕は(というかおそらく全ての自転車メカニックは)全てカッチリに仕上げています。
ここまで書いておいて今更ですが、ブレーキの”スポンジー””スポンジ”の対義語として”カッチリ”を使ってますが、僕の造語なので本当のところは良く分かってません。
カッチリは全国共通ではないと思うので、カッチリに責任は持てません。笑
では明日もよろしくお願いいたします。