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倉敷リバティーズ公式サイト

監督日記「コストとリスクとリターン〜勝利の代償は何か」

2022.11.16 12:18

子どもたちには、無限の可能性があります。


けれど、今この瞬間に野球に費やすことのできるリソースは限られています。


少年野球の指導者はその事を十分に自覚しないといけません。


彼らは小学生です。


平日は学校に通い、友達と遊び、習い事をし、家族との時間を過ごします。


選手の時間は有限なのです。


そして、彼らの身体は大人のものとは違います。


全てを野球に注ぎ込んで、耐えられるような身体では無く、細い手足と柔らかい骨でできています。


どんなに身体が大きくなっていても、体格が良くてもその中の骨格は子ども。

骨端線の閉じていない子どもたちに過度な負荷をかけることは、大きな負担になります。


それでもなお、選手たちに無理を強いるので有れば…それだけのコストをかけるというならば、その選手、家族に一体どんなリターンがあるのでしょうか。


選手の体に負荷をかけるというコスト、怪我をしてしまうというリスク…それに見合うだけのリターンが果たして少年野球…ジュニアスポーツの中にあるのでしょうか。


リバティーズの価値観では、NO。

選手の身体を消費し尽くしてしまうことに釣り合うリターンなどありません。


公式戦の一勝も、トーナメント戦の勝ち上がりも、全国大会への出場切符も、輝かしい代表チームへの選抜も…選手を怪我させることとは何一つ釣り合いません。


選手の身体をチームの勝利や指導者の栄光の代償にしてはいけないのです。


だからこそ、リバティーズはリーグ戦を戦います。


大人の勝ちたい気持ちが選手を追い越さないように…選手も指導者も保護者も、一戦必勝の魔力に取り憑かれないように。


今の結果や完成を求めない、そんな選手や家庭のためにリバティーズはあります。


何がよくて、何が正解ではない。


リバティーズが、その選択をしているというだけ。


だからこそ、その理念に賛同する選手、保護者に集ってほしい。


リバティーズを求めてくれているあなたに会いたい。


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