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Fashion source: Daily Journal

映画『アンナ・カレーニナ』鑑賞。

2013.04.03 14:30

 映画『アンナ・カレーニナ』鑑賞してきました。物語、演出、衣装、音楽、俳優たち・・・・すべてに圧倒されまくりでした。一体どこから感想を述べればいいのでしょう・・・・という感じです。

映画.com 特別映像で、キーラ・ナイトレイが、作品の演出について語っています。




 アンナを演じる、キーラ・ナイトレイと、恋の相手、ヴロンスキーを演じる、アーロン・テイラー=ジョンソンの2人が美しすぎて、出会って初めて交差するダンスをしているシーンなんて、観ているほうも、間違いなく心が動いてしまうでしょう・・・。
 ちなみに、アーロン・テイラー=ジョンソンは、『アルバート氏の人生』にも出演していた人でした。彼は、今、22歳で、23歳年上の映画監督と、すでに結婚していて、子供2人と前夫の子供2人の継父としても役目を果たしているそうです。若いのに、プライベートでは、もうよきパパなのですね。

 それに対する、アンナの夫役、ジュード・ロウ。穏やかで、平和な夫を演じているのですが、「え? 本当にジュー様???(笑)」と予告編含め、何度見したことでしょう。どうやら、役作りのため、髪の毛を剃りあげていたのです! 驚きました。

 演出は、当時、フランスのマネをしていた、つまり他人を演じていたと言われるロシアの社交界を、そのまま表現したようです。社交界のシーンは、舞台の中という演出なのです。突然、ミュージカルチックになったので、驚きました。
 一方、そんな社交界を出た側の人間は、ロケなのです。色々とこの映画に関する記事を読んでいたのですが、ロシアでの撮影ができなかっため、イギリスになり考え出されたというアイデアのようでした。不思議な偶然ですね。

 物語は、禁断の恋が軸になっていますが、テーマとしては、「愛と許し」のように見えました。アンナのやさしい夫は、騒ぎ立てずにいましたが、さすがに、アンナのことを許せなくなっていきました。しかし、ある日、「許すと楽になる」と他の人に言われて、アンナを許すことにしたのです。許したら、ますます優しくなって行ったのですが、それが、アンナにとっては、ますます罪悪感を作り上げる結果になっていきました。アンナは、自分のことがずっと許せなかった・・・。だから、あの結末になったのでしょうか。その許せない気持ちに共感してあげたら、よかったのかもしれません。

 「愛」、「許し」について、私もここ半年くらい考えてきたテーマなのですが、『レ・ミゼラブル』と同じところに着地しました。他人は許せても、自分を許すということは、難しいのかもしれませんね。

 それにしても、キーラ・ナイトレイは、美しすぎでした・・・・。