為す術ひとつ
優柔不断な私にとっては、ある意味良かったのだろうと思うしかありません。
11月7日… ここまでの病理検査結果に基づいて、担当医から治療についてのお話しがありました。
その間ネット検索をチラリ。
本当にチラリ。
(ビビり…ですから)
タップ一つで情報が必要以上に溢れ出す昨今、流し読みしつつ、これはいくつかの選択肢があるのだろうなと、担当医のお話しを聞きに行きました。
すると、、、
……Σ(´∀`;)……
良くも悪くも、
選択肢が私の場合は無いということが判明。
これまでの病歴や手術歴を照らし合わせた上で、この時点の(医学上での)ベストな方法が、たった一つだけ差し出されたのです。
12月半ばに手術予定です。←有ちゃん七回忌法要予定日あたり…
(新型やインフル等で、手術予定の患者に体調不良が出ると、前倒しで早くなることもあるというお話も)
内容はともかく、現時点で『為す術もない状態』ではないようです。
とはいえ、また大きい外科手術になります。
6年近く前に、左肺を全摘したときの痛みやその後のリハビリの辛さを体験してるだけに、当たり前に私はバックレたくなりました_| ̄|○
もう勘弁してくださいと。
なのに、そこから逃げない理由は何なのだろう?と、ここ一週間ほど考えてもいました。
なぜって、厳密に言えばもう一つ選択肢があります。
『なにがなんでも治療は拒否する』… ←これ。
①痛い辛い治療に耐えながら彼の世へ歩み進む。
②治療拒否、じわじわと蝕まれて、苦しみながら彼の世へ加速してゆく。
二択になりますが、どちらも嫌なコースだなぁと。
いや…、もう一つあるのかな。
病気を苦にしての自死。
考えてみれば、どれもこれも相当にしんどい。
眠るように逝った。
そういう方こそ、一握りしかいないのではないかと、堂々巡りをしながら思いました。
そして、どれも彼方へ向かう道なのに、私がここで当たり前のように①を選択したのは、もしかしたら寛解の域までいけるかもしれないという『希望』や『指標』が少しでも持てるからでしょうかね。
『少しでも長く生きられる可能性のあるものを』を選択した。
『生への執着が何気に勝っている私』?
こんなことを頭でぐるぐる考えてるときには、自死で先立った我が子のことも重ねて思います。
耐え難い(こころの)苦痛があり、『今死なないと』という状態に追い詰められていった。
手の施しようがあったのかどうか、それさえも確かめられないうちに、逝ってしまった娘 有ちゃんを思うとき、やはりかわいそうなことをしたなと、思い返します。
彼女のこころの中に巣食った、苦悩という名の腫瘍の発見が、最期まで出来なかった。
家族でさえ、友人も親友も、学校の先生も。
とはいえ、発見できたから助けられるのかといえば、こころの苦悩にしろ、悪性腫瘍にしろ、やっぱりわからないですよね。
堂々巡りは続きます。
◆ ◆ ◆
乳がん(左)
しこり35ミリ、心臓の上あたり
過去の左肺全摘除のため、右肺が大きく育って幅寄せし、左側肺部分にかかっているため、放射線を当てると、その頑張っている肺にも当たってしまうのを懸念し、先ずは手術で取り切りましょうという話になりました。
(右肺、随分頑張っていたんですね(;´・ω・)私の知らないうちに)
他臓器への転移なし。
この段階ではステージ2
術後の病理検査結果によって、再発予防の抗がん剤やホルモン剤をチョイスし、一定期間投与または服用。
専門医から出された治療方針、お天(そら)繋がりで出会えた方々の助言や支え、上からの吊り革につかまって進めてみようと思い、心の準備、体調を整えています。
なーんてカッコつけてみても、こころも含めて『身体』の苦痛は本当にしんどいです。
11月21日に、入院説明(←もう慣れっこ)、正式病名・術式等を聞きに行ってきます。
📷でも、悪いことばかりではないですね。
生きているうちに、遺伝子解析研究にも役に立てることもあるみたいです。
(以前摘除した左肺もホルマリン漬けですし)←珍しいケースなので。
もちろん同意しました。
悪性腫瘍の悪性度も今は分かるようですし、タイプ別に分類して、抗がん剤も効き目の高いもの、合うものをチョイスして投与していく。
よし、苦痛緩和ケアも遠慮なく取り入れていこうと思います(^_^;)。
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