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『僕の人生を変えた29通の手紙』 福島正伸 さん

2010.11.01 15:00

今日は、『僕の人生を変えた29通の手紙』 福島正伸 さんを読みました。


【内容紹介 アマゾンより】

「思い通りに仕事が進まない」
「部下が任せた仕事をきちんとやらない」
「上司が自分を受け入れてくれない」
「仲間は転職して輝いているのに、自分は取り残されてしまっている」

このような悩みを抱えていませんか?
本書の主人公、サラリーマンの剛もそんな悩みを抱えるひとりです。

“きっと僕なんかいなくても、仕事はうまく回るだろう。
僕の代わりは、誰にでもできるんじゃないか。
誰も僕のことなんか、待っていないんだろうなぁ。”

すっかり自分の存在価値を感じられないようになってしまった彼の元に、
ある日差出人不明の白い封筒が届きます。
いったい誰が?何のために?

読めば必ず自分が変わるきっかけとなる!
福島正伸氏が贈る感動の一冊。




自己啓発書を読むときは、自分だったらどう表現するだろう?

という視点で読むことが多くなってきました。

その視点からですが、感想を書いてみたいと思います。



まず、読む対象ですが、自分を変えたいという人もそうですが、

自己啓発をさせたいと思う側が読むほうもいい気もしました。

上司側ということです。



だから、私がこの本を読んだことはとてもよかった気がします。

自分に置き換えてみるならば、

ここまで演技してまでも、部下を育てるだろうか?と思いました。

30代の今はできなそうだけど、40代になったらできそうな気もしたり・・・


コーチングだと、基本的に変わりたいと思っている方が来るので、

変化のきっかけを与えることは、簡単なのかもしれないですね。



この話の主人公は、始めのほうは、ほとんど人のせいにしていますから、

その辺は、昔のわたしと逆だなぁと思って読み始めました。笑



私が20代のころ、さまざまな上司が私の上にいました。

みんな私を育ててくれたと思いますが、

一番根気強かったのは、やはりアパレルの時のT社長です。

根気強いなんて、部下だった私が言うのもおこがましですが・・・


私が、どんなに腑に落ちない態度をとったとしても、

ずっと問いかけてくれていた気がします。


逆を言うと、問いかける価値のある自分だったのかな?

という風に自分を肯定することもできますが、どうなのでしょうか?

それは、分かりませんね。



私も、上司に対してムカっと来ていた時代もありました。

ただ、「すべては自分が変えていく」ということは、

いつも思っていました。

それが、強すぎて、「私が変えてやる!!!」となっているくらい

パワフルに動いていた気もします。

いつもめちゃくちゃやる気満々でした。

だから、不条理と感じて上司を前に怒ったのは3回ですかね。

9年間で3回ならば、我慢強いのかな?

その裏には、「私はやることやってんだ!」という自信&誇りみたいのを

勝手に持っていたと思います。実際、評価も受けていましたし。


ただ、もう少し上司にやさしく接してもよかったと思います。

なぜか、敵みたいおもっていたので・・・

その辺、私も不器用だったのでしょうね。

『かないずむ』あたりからちゃっかりできるようになってきましたが。笑



ということで、表現の視点から読んでいたのが、

いつのまにか、過去の自分見直しということで、

自己啓発されていました。笑


お勧めの1冊です。