北京市当局、物流改善に向けた実証実験を実施

　北京市の交通当局は昨日、来週から物流改善に向けた実証実験を開始することを明らかにした。この実験では市内に入境した運用トラックを対象に行われる。

　近年急速に拡大するインターネット通販網が、国内の物流に大きな滞りを及ぼす事態がしばしば発生している。例えば、北京市に住む王某さんは、広東省から発送された冷蔵庫が北京市に留め置かれてから３日も動いていないと話した。

　北京市当局はこのような事態の緩和に向け、物流業者が優先される時間を設け、彼らのトラックが通過する際に渋滞が減るように信号などの間隔などを調整する実証実験を開始すると発表した。担当者は「渋滞の中に大型トラックが入り込み、さらに渋滞が拡大するくらいなら、トラックが優先的に通れるようにAIと連携して調整していく」と説明した。