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Fashion source: Daily Journal

【気づいたら浅草。江戸ッ子女将のちょっといい話。】

2007.11.30 17:30

今日は1年に1回くらいしか、会わないんですが、

D通の友達と食事をしました。

彼こそが、私にブログの世界を教えてくれた人です。

面倒見がいいのか?メンズに慕われるタイプの人ですが、

彼自身も、今年一番会ってよかった、カッコイイおやじがいる

ということで、東銀座で和を食べたあと、

その人に突然電話をかけ、その人は浅草の人だから、

浅草へ行くことになりました。


50代のいい歳の取り方をしているという、おじさまのもとへ。

今日は、彼女が、知人の結婚式に出席するので、高尾山付近に

行ったので、待っている間に、高尾山にジャケット+ピーコートで

一人で登山をしてしまったっと言っていましたよ。



私は、江戸ッ子下町娘ですが、浅草は、おみくじの時くらいにしか

行かないので、浅草で飲むというのは、初めてのことでした。


到着した店は、昭和にタイムスリップなお店で、

ほんと、入った瞬間に昭和なんです。


浅草は、意外と会員制にしている小料理屋が多いみたいですよ。

地元の人を大事にしているんでしょうね。



その店は、番所という名前で、

70歳の美人のおかあさまが一人できりもりされていました。

注文しなくても家庭的なお料理がでてきましたよ。


今も、下町近辺の芸能人の方も通っているのだそうですよ。










ほんと、そのまま昔が残っています。





その70歳のお母様が、いい話をしてくれました。

そのお母様の語る理想の晩年の夫婦についてです。


道を歩いていると、ある夫婦を見かけたそうです。


「木に咲いている、花、綺麗ねお父さんとって!」

「おお、綺麗だね、わかったよ。」

「でも、足場悪いから気をつけてね。」


そんな普通のちょっとの幸せ感というか、いつまでも二人で

そういう美しいものを見た時の価値観が一緒だとか、

そういう女性の興味にも、一緒になって「いいね」って

言ってくれる人がいるのは、理想の晩年の夫婦ですね。


なーんて、話をしていました。


聞いたままに、美しく話を書くことが出来ませんでしたが、

すごく、いい話だな!って思いました。


女の人が美しいものに、ひかれているときに、「ああ」とか、

確かにそっけない風に言われたら、悲しいですよね。


本当に、ちょっとしたことで、ココロがほっこりとあたたかくなるというか、

すごく感動しました。



それともうひとつ。

「からすうり」の話。


からすうりの実を拾ったので、家に種をまいてみたら、

レースのような美しい白い花が咲いたのだそうです。

でも、その花は夜、それも短時間しか花が咲かないのですが、

どうやっておしべとめしべがくっつくか知っていますか?


ふつうは蝶が運びますよね。

でも、夜は蝶は飛ばない。

となると、実は、からすうりが、実を結ぶことを助けているのは

「蛾」なのだそうです。


からすうりの花は本当に美しい花を咲かせます。

それも夜だけ。そしてその美しい花に蛾が群がって、

そして、実を結ぶのです。


「蛾」っていうと、きたない蝶みたいに思っていましたが、

そうやって、次の美しい花を咲かせるための実をならすためには

必要なんですね。


なんだか、人生を自然界が投影しているようにも感じて、


陰と陽を感じました。



からすうりです。

レースのように美しい花です。

夕方の微妙に夜になる手前くらいで花を開きます。



今日の出会いも不思議でしたが、なんかいい話が聞けてよかったです。

ありがとうございます。