11月の親子ひろばもありがとうございました!
先日の親子ひろば、大盛況でした。ありがとうございました!
皆さんのお子さんたちを見ていると、自分の子どもが小さかった頃を思い出します。
24歳の終わりに第一子を産んだ私ですが、今40歳目前にして思い返すと『子どもが子どもを産んだ』と言えるような年齢だったと思います。子育てに関してだけでなく、世の中だって右も左もわかっちゃいないような年齢。出産経験のある身近な人もおらず、自分対誰かという一対一ではない、子どもを間に挟んでのコミュニケーションというものをどうすれば良いのか、本当にわからず。ほとんどが年上であろうほかのママさんたちと、年齢差という上下がありながらも平行的な関係である『ママ友』として交流することは、当時の私にはとても難しいものでした。
そこに子どもが極度の人見知りだったことや産後ずーっと疲労感が取れなかったことも相まって、子育て支援センターなど親子の遊び場には気後れしてしまってあまり足を運びませんでした。
幼稚園入園の三歳頃には嫌でも親子の集団に入っていくわけですが、入園してからもなかなか母親としてのコミュニケーション術はわからないまま。子どもと家族、ごく親しい一部の友人とだけ過ごす日々が長くなってしまっていたので、上の子どもの幼稚園時代は『人付き合いのリハビリ』とでも呼べるような時間でした。
こうして『親子ひろば』が盛況になって、軽やかに今の時代の子育てを楽しむママさんたちの様子を素敵だなと思うと同時に、頭の片隅に必ず浮かんでくるのは当時の自分の姿です。
あの頃の自分だったら、ここに入っていけるだろうか?親子の居場所の賑やかな様子を知って、かえって孤独感を深めてしまう親子さんがいるかもしれない。そんなことを考えるのです。
どんなに親子ひろばが賑やかになっても、この思いは絶対に忘れたくないと思っています。目の前にいる方だけでなく、ここにいない方にも、ずっと心を向けていたいと。それは、もうひとつの活動である『不登校についてみんなで話す会』でも同じです。苦しかった自分がほしかったものを、今の自分で表現しているだけなのかもしれません。
孤独感や疎外感に苦しむ親子さんに、いつか訪ねてみたいと思ってもらえるように。自己満足を自覚しつつ、いつも変わらずに場を開いて。
来月もお待ちしています!