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Fashion source: Daily Journal

ロワールの古城めぐり

2012.10.24 07:22

 6日目。曇りのち晴れ。

 この日は、1日観光ツアーに申し込みました。ロワールの古城めぐりツアーです。
Parisの郊外にあるので、車でないといけない場所なのです。

 朝、7:15に集合のため6時40分にはホテルを出で、メトロで。
しかし、6番線から1番線に乗り換えるときに、日曜日は、1番線は朝10時からというような案内を発見?! 大変なことになりました。遅れ確実かもしれない…ツアーなのですが、バスだから言えば大丈夫かなと思って、電話しようかと思いましたが、一か八か地上に出て、タクシーに乗れるかもしれない…と足は、出口に向かっていました。

 地上に出ると、まさに、目の前がタクシー乗り場。一台停まっていました。きっと、ラッキーなことなのでしょう。日曜の朝7時ですから…。本当にほっとしました。
 道を示すと、10分くらいで現地の目の前で降ろしてくれました。何事もなかったかのように、タクシーを降りて、受付を済ませました。(笑)

 7時半出発です。ガイドさんは、日本語が話せるフランス人です。ちょっと、加藤茶さんに似ているかもしれません。すごく堪能なのですが、語尾が「でしょ」、とか、「なのね」になって可愛かったり、音が小さくなってしまうところが、フランス人です。

 Parisのトンネルを抜けて、高速に入っていきました。まだ、あたりはうす暗いです。途中から、日の出が見え始めました。たまたま、東側に座っていたのもあって、ずっと外を眺めていました。

 「そうだ、最強のふたりのサウンドトラックを聞こう」
ルドヴィコ・エイナウディーの「Fly」を聞きながら、まさにあの映画のような風景の、ふたりが、郊外へ出かけていくシーンと重なり、あのときのドキドキが蘇り、胸が締め付けられました。人って、似たようなシーンに遭遇したとき、一度記憶した感情を、再び呼び起こすことができて、そうやって、たそがれているときが、結構、幸せだったりします。










 車が走り始めて、2時間半、一つ目のお城に到着です。結局、バスの中で眠ることなく、ずっと窓の外を眺めていたら、あっという間に感じました。

■シャンポール城

 霧に包まれていた世界から、目の前に息をのむようなお城がいきなり出現しました。シャンポール城です。
















 あらかじめ、写真で見てはいましたが、現物を見ると丁寧な作りを細かく見ることができて、なんだか、不思議の国のアリスに出てきそうなお城でした。




 16世紀、フランス国王フランソワ1世が、ダ・ヴィンチのイメージを現実のものとした王の建築芸術です。フランソワの「F」とワニのマークが、それを表しています。中にある、螺旋階段が特徴的で、上る人と下る人が出会わないような二重の螺旋階段構造なのだとか。ちなみに、日本は、安土桃山時代で、織田信長・豊臣秀吉が政権を掌握していた時代です。




 素敵なお城すぎて、テンションが上がってきました。だんだん晴れてきましたし!
現在、このお城で、たとえばパーティーをするならば、1日160万円だそうです。一人1万円の会費で160人呼べばいいね、と添乗員さんが話していました。




 この、螺旋階段から花嫁さんが下りてきたら、そりゃ素敵でしょう・・・・。

 ツアーに参加している二人組の女性が、私のエッフェル塔ネイルに気づいたみたいで、「ネイル、かわいいですね!」と話しかけてきました。会社の先輩後輩でいらしたみたいです。ちなみに、旅行会社だとか。感動も人とシェアできると、さらにうれしいですね。




















■ランチ

 ランチのところまで、バスが走った道もとても素敵でした。







 ランチは、洞窟レストランです。先ほどお知り合いになった、二人の女性とおしゃべりしながらランチを楽しみました。ようやく、お名前を聞きました。初対面って、「お名前は?」と聞かなくても、すでに話が始まってしまうことが多くて、出会って1時間くらいしてからようやく聞いたりします。Parisに2回目のえりさんと3回目のあさこさん。入社して9年とおっしゃっていたので、30歳の方でしょうか。







 せっかくなので、3人でワインのミニボトルを頼むことにしました。お二人も、弱い方だと言っていたので、3人ならば、飲めるかなと。




 そして、白ワインを飲んでみると、とっても飲みやすくて、気づけばえりさんは、グラス2杯飲んでおり、「これ、飲みやすいですね!」と言いながら、余裕の表情で、全く赤くなっていませんでした。私は、1杯ですっかり赤くなってしまいました。あさこさんも、なんだかんだ1杯は飲めていましたし。次のスポットでの写真撮影までに、赤みが引くことを願いながら。

 付け合わせのパンが、いつもならフランスパンですが、ここでは、温かい厚めのピタサンドのようなパンが出てきて、中にレタスやお肉を挟んで頂きました。デザートのアップルパイは、柔らかでまろやか。どのお料理も家庭的で美味しかったです。おいしいお料理とワインで、お互いのParis旅行の話をシェアしたり、楽しいひと時でした。

■シュノンソー城

 また、少しバスを走らせて、次にシュノンソー城に到着です。ここも、公園が充実しており、紅葉した木々の中を通り抜けると、お城が急に出現しました。16世紀創建。初期ルネッサンス様式のお城です。





 川の渡る橋のような形状の土台に、息をのみました。部屋からの窓からこの川がいつも眺められるのです。素敵すぎるところに、よく設計しますよね!




 お城の中は、フランソワ1世の寝室や、ルイ14世の寝室が見られます。寝室ですから、ベッドが置いてあって、昔の人の平均身長は160センチくらいだったというから、少し小さめでかわいらしいです。
 詳しい歴史は、あとで調べるとして、とりあえず、色々と写真を撮っておきました。













お城と庭園の美しさに満足です。

■ダ・ヴィンチの終焉の館




 バスで少し先に、ダ・ヴィンチ終焉の家がありました。フランソワ1世が、ダ・ヴィンチをフランスに招き入れ、余生3年住んでいたアンボワーズの町の『クロ・リュッセ』といわれる館です。

 この館には、地下道があり、アンボワーズ城からクロ・リュッセの館まで続いています。そこで、フランソワ1世とダ・ヴィンチは連絡を取り合っていたようでした。
そういうの、ちょっとロマンがあります。

 ダ・ヴィンチ最期の時、フランソワ1世が寄り添う絵がありました。しかし、その時、フランソワ1世は、他の場所にいたらしいのです。この絵は、真実ではありません。




 地下室の見学では、ダ・ヴィンチが設計した、飛行機や船、戦車の模型などが展示されておりました。また、左右両方利きである話とか、どれだけ天才であったか、驚くことばかりでした。

 そして、ダ・ヴィンチが眠っている、アンボワーズ城の城壁の上に建つ礼拝堂を望み、ツアーでの工程が終了しました。





 また、250キロの道を戻りました。





 その間に、夕飯をどこで食べるか、iPhoneで検索していました。そういえば、旅行5日目に、通信料が1万円を超えたという通知を受け取っています。見たい時に見ていてそのくらいです。ひとり旅がしやすくなってありがたいことです。

 お友達になった、えりさんとあさこさんとは、フェイスブックでつながりました。メールアドレスの交換よりもスムーズに人とつながることができるのもうれしいです。
今日、撮ったお二人の写真を後から送りたいと思っています。

■SANUKIYA

 バスを降りてすぐ裏に、「うどん」がおいしくて評判のお店があると、調べていて分かりました。行ってみると、列ができるほどの混雑。だけど、うどんですから、回転もよくて、少し並べば入れました。






きつねうどん+わかめ+たまごトッピングです。

 評判通り、おいしい! 日本料理屋といいながら、はずれもよくありますが、ここは、ちゃんと日本でした。ほっとします。


 21時頃になり、チュイルリー駅まで歩いていると、果物やの前で、ムッシューにニコっとほほ笑みかけられました。すれ違いざま、こんなことはよくあること。しかし、間もなく駅というところで、そのムッシューに声をかけられました。ナンパです。(笑)

 40代後半でしょうか。まったく、こちらの人は積極的です。とても好みだと言われました。お茶は、かたくなに断りましたが、「フレンチキッスをしてくれ」というので、それくらいは、受け容れました。(笑)そして、先ほど、ムッシューが買ったミカンを私にくれました。




 私が、していた格好は、Parisで買ったものとZARAのパンツ、去年Parisで買ったブーツを履いて、レザーJK、バレンシアガのbagなので、現地っぽく見えるのかもしれません。ショートヘアーも褒められがちです。でも、そういう格好を好きでしているのが、たまたまヨーロッパ人には好評のようで、また、旅の思い出が一つ増えました。(笑)

 明日は、リヨンへ。