きずな。
12月の毎週水曜日のEテレ、100分de名著で『星の王子さま』を放映しています。
今週は、「本当の絆のつくり方」がテーマでした。
名言が生まれた、キツネと王子さまのシーンです。
「飼いならす」ことが絆を生むということを言っていました。
飼いならすという、ちょっと違和感のある言葉を使っているのも、
サン・テグジュペリのメッセージのようです。
王子さまが5000本のバラをみたときに、みんな同じに咲いているけれど、
星に置いてきたバラは特別だったんだと気付くシーンは切ないですね・・・。
なぜ、特別だったのか? キツネとのやり取りで気づくのです。
番組では、
「相手が自分の中に。自分が相手の中に入ること」
「相手が理由で自分が変わること」
「相手を受け入れて、自分を変えること」
そうやって絆ができていくという解説がありました。
それを思うと、私の仕事である傾聴は相手の心に入ることであり、
相手を受け入れて、自分とのつながりを見出すものであり、
自分も変化するから絆ができるのだと感慨深くなりました。
「クライアントさん=友達」と考えることは、私の中では普通なことでしたが、
なんだか、その仕組みがわかった気になりました。
今日、東京メトロに乗っている時、iPhoneに入れている
英語朗読の星の王子さまを聞きながら、
キツネと王子さまのシーンを味わっていました。
そのとき、弟のお嫁さんから写メが送られてきました。
ゆめかちゃんが、ひらがなを書けたそうで。
ゆめかちゃんに「わりと上手いね」と伝えておいてと返事をしたら、
その返事が返ってきて、「ありがとう。米粒も下にありますよ、だそうです」と
お嫁さん伝えにゆめかちゃんから返事がありました。
「ん?」と思って、先日遊んだシーンを思い出した後、
その下の階層の記憶を思い出しました。
この写メの下のほうに描かれているマルポチのことですね。
なぜ、これを描いたのか?
夏のある日、ゆめかちゃんに絵を描いてあげているとき、
私がふざけて「米粒」を小さく描いたんですね。
それを覚えていたのだと、驚きました。
「米粒」の話をお嫁さんにメールしたら、
「米粒って謎だったのですがわかりました」と返事が来ました。
こういうの「絆」かなと。(笑)
子供のすること深いですね・・・。