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星読みカウンセラー Sachiko

“考えて走る” 〜星読みとサッカー〜

2022.11.22 05:44


サッカーファンの多くが心待ちにしているW杯が、11/20カタールで開幕しました。

そしてW杯開催期間中、優勝国予想や様々な分析が連日テレビで放送されたり、記事に上がったりと賑わいを見せてきます。




私がそんな時いつも気にしている人物がいます。

それが、“イビチャ・オシム”氏です。



W杯の度に、日本を気にかけ、チームや選手を冷静に分析して、言葉を述べてくれるオシム。

時に辛辣で確信を突く発言だったり、時に暖かく皆を鼓舞したり。

私はそんなオシムの言葉を聞くのが好きでした。




2014年ブラジルW杯直前に出版された著書『信じよ!日本が世界一になるために必要なこと』の中でオシムはこう語っています。

私が人生そのものと考えるサッカーの素晴らしき祭典が、始まろうとしている。

オシムにとってサッカーとは人生そのもの。

きっと今年のW杯も誰より楽しみにしていただろうと、著書を読み返して思いました。




けれど今年の5月1日、突然彼はこの世を去りました。

彼を慕う選手や関わった人々からは、たくさんの感謝の言葉が送られました。

そして先日、千葉では追悼試合が行われました。



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私は以前オシムの出生図のホロスコープを見た時に、彼の特徴がとても現れていると驚いたことを思い出していました。

いつかブログにも書きたいと思っていて、W杯開催期間中の今、文章を書いています。




イビチャ・オシム

1941年5月6日

サラエヴォで生まれる。


自身もプロサッカー選手で活躍したのち、監督としても多くの功績を残しています。

旧ユーゴスラビア代表最後の監督として、チームをまとめ上げ、イタリアW杯ではチームをベスト8に導きます。

日本では2003-2006にJリーグのジェフ千葉でクラブ監督を、日本代表監督としては2006-2007の期間務められました。




代表監督としての期間は、2006年から2007年脳梗塞で倒れるまでの短い期間ではあるものの、選手や関わった人々、そして私たちサッカーファンに強烈に印象を残した偉大な存在であることに間違いありません。

そして、代表監督を退いた後もずっと、「第二の祖国」と日本を愛し、日本や日本代表に対して温かい眼差しを向け続けてくれていました。




オシムの出生図を初めて見た時パッと目に飛び込んで来たのが、地のサインに天体が集中しているところです。

牡牛座に6個、乙女座に2個、主要な10天体のうちほとんどが地のサインに位置しています。(出生時間が不明なので月の度数は定かではないですが、乙女座には位置します。)

こんなに元素が偏って配置している方もなかなか珍しい。




私の個人的見解なんですが、アスリートの方は地の要素が少なからず必要だと感じています(天体が地のサインに位置していたり、アングルが地のサインだったり、ハウスの2、6、10ハウスなどに天体が位置しているなど)。

地は着実に形にしていく力があり、体を使ったり、五感に関することが得意だったり、日々鍛錬を行うアスリートの方にとっては必要不可欠な要素だと考えています(これについてはいつか検証してみたい)。




牡牛座の優しい性質と、こだわりの強さ、独特の美意識が同居していて、周囲の意見に左右されない強固な意志を感じさせられます。

オシムの言葉は哲学的で、聞いてすぐ理解できるというよりも、聞いた後もずっと考えさせられる、そういう言葉だと私は感じています。(特に牡牛座の後半の度数に天体が集中していることがそういった要素につながっているように思います。)

乙女座に位置する月は繊細さ、分析的な性質を表していて、オシムのサッカーに対するストイックな姿勢も現れていると感じます。




オシムの専任通訳を務めた千田善氏は、オシムのことを「ユーモアとエスプリの知恵者、誠実なあまのじゃく、まごころの教育者」と表現しています。

そして、オシムは人並み外れた観察眼と批評眼を持っていた、と話します。

側でオシムを見て来たからこそ分かることとして、こう語っています。

やっぱりオシムさんは、常人には見えないものが見えている。僕にも『もうひとつ眼鏡をかけたらどうだ?』なんて言ったりしますけど、同じものを見ているのに、この人何言ってるんだろうと思うことがあるわけですよ。

『Number PLUS 完全保存版 イビチャ・オシム 日本サッカーに告ぐ。』より


オシムの見ていた世界はどんなだったんだろう。どんな世界が見えていたんだろうか。





もうひとつ出生図の中で特徴的なのが、火星の位置です。ひとつ離れたところに位置し、牡牛座に位置する天体たちと緊張感のある角度を取っています。

オシムの皮肉めいた発言だったり、発想力やユニークな性質から、きっと水瓶座に天体があるハズ!と思っていたけれど、火星が重要な天体としてそこに位置していました。




火星は「行動、攻撃、衝動」などと関わり、スポーツにも関係する天体です。

水瓶座24度は『情熱に背を向けて自分の経験により教えている男』というサビアンシンボル。

松村潔先生の『愛蔵版サビアン占星術』には、

情熱を借りて人に働きかけることは悪と考え、自らの体験を通じて会得したものを冷静に人に伝えようとします。無知が残る時だけ情熱が生まれ、真に知っていることには情熱を持つことはないのだと考える人です。

とあります。




サビアンシンボルを見ていてたまに鳥肌が立つ瞬間があるんですが、今回がまさにそうでした。

この文章を読んだ時にパッとオシムの姿が浮かびました。

オシムは決して情熱が無かったわけではなく、むしろ深い情熱を持ってサッカーを見ていました。

ただ、そんな時もまずは冷静な目で見て、選手たちに「考えろ」と伝え続けていました。




水瓶座は風のサインで、思考や情報と関係します。

オシムの言う「考えろ」は、水瓶座的な視点ではないかと想像します。

独創的で、ユニーク、規格外のエネルギー。

誰かの真似ではなく、自分の頭で考えること。

オシムの練習方法はユニークで難解で、初めてその練習方法に触れて選手が戸惑ったという話も聞いたことがあります。

けれどそれらひとつひとつに意味があって、選手たちには常に考えることが求められていました。




「考えて走る」

このフレーズは、オシムのサッカーを表す時に代名詞のようによく耳にしました。

ただ走るのではない、「考えて」走るのだと。

自身も常に考え、選手たちにもそれを求め、チームを形作っていきました。




少しの期間だけどオシムの元で指導を受けた中村俊輔もそんなオシムから影響を受け、いまだに学んだことや過去の試合内容で考え続けていることがあると言います。

オシムの姿勢は、関わる人々を自然と動かしていく、静かなカリスマ性を秘めていたと感じます。




魂の目的を表すと言われるドラゴンヘッドは、天秤座1度『突きとおす針により完璧にされた蝶』に位置します。

天秤座は他者を通して自分を知っていく世界です。

この度数は、明確な個性を確立することで、その個性を通じて周囲の人との関わり方や運命も決まることを示していて、まさにオシムの生き方とリンクします。

個性を確立することで自動的に未来に自分を委ねていく。

このシンボルは言わば「蝶の標本」です。

オシムの在り方はひとつの見本のようでもありました。

彼の生き方や考え方がひとつの指針となって、関わって来た人たちの心に留まっていると感じます。

それは、亡くなったこれからもずっと。




「オシムならどう言うだろう」

きっと今回の大会でも私はそう考える瞬間があると思います。




日本サッカー界に多大な影響を与え、貢献してくれた偉大な存在。

改めて感謝の気持ちを伝えたいです。

オシム、日本に来てくれてありがとう。

たくさんの愛と言葉をありがとう。