気付いたら頭でっかちになっていた。
現代は情報社会であり、
本やブログ、まとめサイトなどで
沢山の情報を仕入れることができる。
この様に情報過多になると、
当然の様に知識が先走ってしまい、
知識と行動のバランスが取れていない、
いわゆる
「頭でっかち」になりやすい。
今日はそんな
「頭でっかち」について考えていく。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
「頭でっかち」
とは知識は持っているが、
上手く使いこなせない人のことをいう。
ではまずは
頭でっかちの特徴を探っていこう。
人は成長する上で知識は不可欠だ。
しかし、その知識を
上手く使いこなせなければ意味がない。
例えば、
コミュニケーションスキルで
よくあるテクニックに
「傾聴」というものがある。
・相手の目を見てしっかりうなずく
・最後まで口を挟まず聞く
・否定をしない
大抵そんな様なことが書いてある。
ただ、実際にやってみると、
“うなずくだけでは相手は物足りなく感じる”
“最後とはいつが最後なのか?”
“全て肯定だと本心かどうか怪しまれる”
など、
上手くいかない部分が
出てくることに気付く。
それを上手く調整し、
使いこなすことが重要となるわけだ。
聞いただけ、読んだだけの人は
その調整ができない。
また、
頭でっかちなままでは応用がが効かない。
実際の場面は例外の連続だ。
例えば、
傾聴の本質を知っていれば
・クレーム対応に応用できる
・恋愛テクニックに応用できる
・カウンセリングに応用できる
しかし、
「クレームの聞き方」
「恋愛の聞き方」
「カウンセリングの聞き方」
と分別した覚え方では
他に対応ができない。
ただ実際に起こるケースは千差万別であり、
そういった場面で
マニュアル的な対応しかできないと
かゆいところに手が届かないのだ。
まとめると、
人に対する知識には、
数学の様に「2+6=8」の様な
明確な答えはない。
だから知識の肝心な部分は
読んだり、
聞いたり、
習ったりするのではなく、
体得しなければならない。
例外に対しては
例外を数多くこなすしかない。
本当の知識とは、
「マニュアルを読めばできる」
「習えばすぐできる」
といった簡単なものではなく、
知識を入れたら行動で落とし込む。
そういったバランスがとても重要だ。
知識も技術と同じ。
マニュアルを読んで
「分かりました」
じゃ体得したことにはならない。
少し知識が入ると
つい分かった気になるが、
自分は頭でっかちになってないか、
注意が必要かもしれない。
では。