タクシーの運転手さんから学ぶビジネスの本質
(個人の方なのでイメージ あえて写真ぶらしてます)
さて
数年後になくなる仕事。
考えたことがありますか?
あなたの仕事はどうですか?
数年後なくなる仕事の1つ。
それはタクシー運転手だと考えています。
運送関係も全て。
GPSやAIの発達によって自動運転になったり
交通網が、より発達したりすると本当に自動運転やドローンなどで荷物や人が移動する世の中は実現しそうです。
日本ではまだそんなに馴染みがないようですが
海外ではUBERやGRABなどのタクシーアプリで、登録している人が迎えに来てくれて、GPSで指定した地点まで間違いなく届けてくれます。
支払いも事前に登録したカードやPayPalなどの支払い方法から自動的に支払い。
とても便利です。
降車時にタクシー運転手さんにクレジットカードを提示すると、とてもあたふたして
「1日に1回あるかないかだからねぇ」とか言われながらめんどくさそうにされます。
今までよく当たるタクシー運転手さんにどんな印象を抱いているかと言うと。
コミュニケーション力など
人間的な総合力で見た場合。
服装が乱れている。
なんだかめんどくさそうに対応される。
目が合わない。
これらの印象があります。
当然給料の高い仕事ではありませんから
高齢の方であれば、定年後の生活の足しに、とか
若い人だったら他の仕事に就けなかったから、とか。
上記の理由でこの仕事に就いている人が多い印象です。
もちろん、誇りを持って仕事をしている人もたくさん。
観光地に行くと、とても親切におススメスポットを案内してくれたり、スーツケースを一緒に積んだり取り出してくれたり。
快くプライド持って仕事をしている。
そんな中、あるタクシー運転手さんと出会いました。
この方は、乗車時に
「ドイツの飴です」と飴のプレゼントをする工夫。
3回目でした。
すると、お客様は覚えていますよね。
あ!飴のおじさんだ!
タクシー乗り場へ車を付ける瞬間から違いました。
なんだか楽しそう。
もしかしたら、あの人かな?
と思ったら見事!
「ドイツの飴!」
ビンゴッ!
「私、3回目です!」とお声かけさせていただき
会話が弾みます。
今、クライアントさん向けに
動画マーケティングをお伝えしていて、
課題の動画をチェックするのにイヤホンをしていたのですが、タクシー運転手さんに失礼になってしまうかなとイヤホンを外しました!
そのくらい、タクシー乗り場に車をつけた瞬間から、違いがあるのです。
1回目乗った時は、糖質控えているから
飴は食べないなぁと思いながら
なぜ飴をプレゼントするのか聞いてみました。
その後仕事の話で盛り上がる。
2回目は、また楽しく会話。
3回目、どんな思いで仕事に取り組んでいるのか。
本質を語り合うことができました。
飴をプレゼントする理由
それは、お客様に喜んでもらいたいから。
自然とお客様と会話するのに
どうしたら良いか、工夫して工夫して
これを継続しているのだそうです。
お客様は当然覚えていてくれて
車中、会話を楽しんでくれます。
遠出があれば、その人にお願いしたくなりますよね。
初乗りの距離の運転でも嫌な顔せず丁寧に対応すると言います。
そんな時に、偶然帰り道で遠方へのお客様と出会い、売上が上がる時があると。
だから、初乗り、初乗り、初乗り
続いても全部楽しく、感謝しているということ。
時々大きな案件があります。
その時のための準備。という解釈。
コツコツ継続したところに信頼が重なり
大きな仕事を頼まれる。
そんな大切なマインドセットを
この運転手さんは全身で伝えてくれるようでした。
先日83歳のおばあちゃんが経営する飲食店
群馬県桐生市の「はっちゃんショップ」に行ってきた話を思わずシェアしました。
はっちゃんは本当に楽しそう。
「みんなが喜んでくれるのが嬉しいんだよ」
と言います。
なくなってしまう仕事がたくさんありそうですが
こういった人たちがするビジネスって
ずっとファンが付きますよね!
何かあればこの人から買いたいな!
この人にお願いしたいな!
と頭に浮かびます。
それが本質。
選ばれるか選ばれないかの違い。
ビジネス初心者が求めるのは
本質ではなくテクニック。
やれFacebook集客だLINEだ
コピーライティングだ
プロダクトローンチだ。
それは、売れる人をさらに売れるようにする
マーケティング。
本質を理解していない人間が
どうやって社会貢献するの?
タクシー運転手さんとはっちゃん。
この記事によって大切なことに気がついてくれる人がいたら私は嬉しいです。