玄関の整理で下駄箱を減らした「私の片付け物語10」
片付け家計管理であなたの暮らしを整える、家計整理アドバイザーの丹羽志津子(にわしずこ)です。
「片付けが苦手」「自分には無理」「片付けられない自分はダメなんだ」と思い込んでいませんか?
「片付け」は難しいことじゃなくて、だれでも、順番に取り組んでいけば、必ずスッキリさせることができるんですよ。
スッキリさせた未来には、自分が想像していなかった、居心地のよい時間や、空間や未来が待っています。
これまでの私の片付け物語は、こちらから読めます。
わが家の玄関には、ちょっと切ない思い出があるんです。それは、家を建てたときに、もともとのプランには、天井までの高さのある造り付けの下駄箱が、用意されていたんです。
しかし嫁入り道具として、両親からプレゼントされた下駄箱があったので、それを無駄にしたくないのと、予算を削りたいという思いで、造り付けの下駄箱は付けなかったんですね。
子供たちが成長して、靴の数も増えて次第に持っていた下駄箱だけでは足りずに、次々と下駄箱を買い足していきました。
【2011年の玄関】
薄い木目に、白い下駄箱。
おかげで玄関の統一感はゼロ(苦笑)
全部で4つの下駄箱が玄関に並んでいました。
玄関の整理に取り掛かり、はくと足が痛い靴。傷んでボロボロになった靴など、思い切って処分していきました。
家族の人数以上の傘もありましたね。ちょっと骨が折れているけれど、辛抱すれば使える折り畳みの傘(笑)この折り畳みの傘も、すんなり捨てることができずに、骨を外して傘の生地を使ってエコバックを作ったんです。
あんまりイケてないので、ほとんど使いませんでした(笑)今思えば、そこにかけた時間と労力の方がもったいない気がしますが、当時は「捨てるのがもったいない」という思考に縛られていたんですね。
「捨てるのがもったいない」「ちょっと辛抱すれば使える」という思考は、部屋だけじゃなく自分自身が輝くことを邪魔してしまうんですよね。モノを大切にするように、自分のことも大切に扱う。壊れたもので我慢するんじゃなくて、お気に入りのモノを大切に長く使う暮らしへ、整理を通じて思考がシフトチェンジしていきました。
がっつり整理をすると、「もしかして下駄箱の数を一つ減らしても大丈夫かも?」と、気づいたんですよ。家族に提案すると「別に減らしてもいいんじゃない?」と即OKが出ました!
下駄箱を使ってくれるという人の元へ、お嫁入させると、玄関の空間が広くなったんです!
もっと玄関を統一感のあるステキな空間にしたい!思い続けながら2年の月日は流れ…
新しい下駄箱を買って色を揃えようかと、思い悩みましたが、どうせ買い替えるつもりならダメ元でDIYに挑戦。下駄箱にペンキで色を塗り、白で統一させたんですよ。
モノ中心の生活をしていたころには、考えられなかったことですが、「どうすれば、お気に入りの玄関になるだろうか?」と、考えた結果ペンキを塗ることで大満足の空間にすることができました。
そのころ、久しぶりにわが家に訪れた友人から「リフォームしたんですか?」と聞かれて、思わずガッツポーズをとりたい気持ちでした!
築20年を超えるわが家が、新しく見えたということですから!とっても嬉しいできごとでした。
今あるものを「どう変えると、素敵になるか」「どうすれば、自分がときめく状態になれるのか」頭の中で思い描くだけでなく、行動に移すと楽しい毎日を手に入れることができたのです。
築20年以上を越えてなお「新しいお家ですね」と言ってもらえるのが、何よりの誉め言葉。モノの整理を通して、自分を大切にすること、家を大切にすることができて、わが家が大好きになりました。
あなたも「お片付け」でスッキリとした暮らしを手に入れませんか?
私がお手伝いをいたしますよ。こちらからどうぞ。