テーマ 「ずっと行動できていないことを行動するには？」
今は、病院内で働いていらっしゃる
独立開業をしようかと迷う男性Mさんのセッションです。
独立するかどうか？と結構前からずっと考えていらっしゃるようなのですが、
決断がつかないのだそうです。
病院をこのまま続けても別にいいし
不満があるわけでもない、ただ、このまま５年も
この状況が変わらずにいるのはどうかと・・
そのような状況を打破すべく、
コーチングをお申込みになられました。
ストレングスファインダーでは、慎重性があり、アナライザータイプでもあります。
Mさんが、どのように変化されるのか？
今日は、初のセッション。
お話聞いてみました。
「進路としては、教授になる人もいるし、独立開業する人もいるし
そのままの人もいますね。教授という道は自分の場合違いますが、
そのままでも別に悪くないしで、ずっと結局は変わっていないんですよ。
独立開業のセミナーも情報収集のために行っただけでした。
まあ、どれを選んでもできる気はするんですけどね」
「まずは、決断でしょうね」
「そうですね、いつもエネルギーが分散しているように感じます」
「先程、論文は、やってもやらなくてもいい、っておっしゃっていましたが
独立を目指す場合も、どっちでもいいのですか？」
「自分の場合は、やったほうがいいかなぁと思っているんです。
独立を目指すなら。自己満足のレベルではありますが。
ただ、きっぱりやらない人もいるくらいです」
「なるほど、では、Mさんの場合は、
まずは論文ってところですね。開業は置いといて」
「そうですね。論文は前から手をつけていて、OKがなかなか
出ていないんですよ。今年中にやると、今年の始めに言っておきながら
まだ終わらなそうなんです」
「もう、やるって決めるだけじゃないでしょうか（笑）」
「ただ、論文も文章の書き方だけじゃなく、実験データー、コンセプトを考え
今できている分のマイナーチェンジしていくことも必要ですし、
それが採用されるかどうか？ってところで」
「採用されることに意義があるわけですね」
「そうですね。ただ、また採用されなければ、実験データを
新たに作り直す必要もあるんですよ」
「シンプルに、やるってだけで、そんな先のことまで考える必要も
ないと思うのですがね・・・」
メンズコーチングのため、女性より直球です（笑）
「そういうの考えませんか？うまくいかない場合はどうするか？とか」
「うまくいかなくなったときに、初めて考えますけどね」
「あ、そうなんですね。考えすぎちゃうんですかね・・・
あと、潜在意識と行動力ってどういうことなんですか？」
「そうですね、あとMさんが、さっきから『ただ』って言葉を
無意識によく使っていますよ。D音を使い始めると、そのあとに行動しない理由を
述べていらっしゃるので、それで潜在意識にマイナスが知らず知らずに貯まり
行動にブレーキをかけているんですよ」
「あ、そうなんですね」
「そうです。Mさんの場合、そういう言葉の後ろは、
無意識に後ろ向きな言葉が来ていますが、その前に言った言葉は、
行動するための言葉を言っているので、それをひろっていけばいいんですよ」
「なるほど、前半の言葉だけで考えていけばいいんですね。
で、失敗した場合のことは考えなくていいんですか？」
「そうですね。基本的にうまくいくにはどうしたらいいか？って行動し、
失敗した時に考えることになると思います。
失敗は、気付きを得るために必要なことなんですよ。
だから、失敗とは捉えていないですね。気付きのためだったか
ってだけで。そして、じゃあ次どうするか？考えるようにしていきます」
今日のノート
解決のヒント
行動を妨げてしまう口癖からかえる。
今何をするか？を考えることを意識すればいい。
今日はこちらの質問はいかがでしょうか？
今、どこにエネルギーを注ぎますか？
追記：とてもいいコメントをいただきました。ありがとうございます。
「でも」「ただ」わたしがこういう言葉を使うのは、相手の意見を前におき、
しかし、自分の意見は別だというときです。否定の言葉を使うなってよく聞くけど、こういう場合はっ？。ってよけい考えて自分の意見言えなくなっちゃう。
→＞「自分の意見は別だというときです」と、意識的に使っていると
わかっているならば、全然使ってもいいと思います。
わかっていれば潜在意識に影響ないのではないかと私は考えます。
よく愚痴もいうな、と言いますが、これも意識的に「今言っている」
とわかっていれば潜在意識に影響ないのではないかと思っています。
記事のMさんの場合、無意識で言っていることに気づいた時点で
意識上に来たから、それでOKだと思います。