11/19のTCP J05101967+2713481
2022.11.21 12:25
UT11/18.5483(JST11/18 22:09)ごろ京都、福知山のヨシミマサトシさんがCBATに発見報告したTCP J05101967+2713481 mag12.1 P Tauを11/19夕方撮ってみました。印のあたりと思いますが、既に暗くなっていて私の望遠鏡では捉えることが出来ませんでした。
データー
撮影日時 11/19 20:19 露出41秒
望遠鏡 カサイ 110ED ×0.8レデューサー f=616mm
赤道儀 アストロ光学 MEGA
カメラ キヤノン EOS kiss X7i ISO3200
※画像処理とトリミング
この発見報告のページには「赤色矮星LSR J0510+2713のUVセティ型フレアである可能性が高い。」との指摘が書き込まれているので、いつもの方法で①DSS POSS1 Red、②DSS POSS/UKSTU Red、③DSS9の写真星図を使い固有運動の可視化をしてみました。
① DSS POSS1 Red
② DSS POSS/UKSTU Red
③ DSS9
→ の星が指摘の星と思われ、③のカラー画像で赤く写っている星が赤色矮星、現在は+付近の位置に移動していると思われる。これをみると指摘の内容は正しいのではないかと思います。
また、画像の中で対象の星のすぐ右下にも右から左へ大きく動いている星があります。このような小さな窓から見る宇宙でもその動きは宇宙の雄大さを感じます。
なお、UVセティーとフレアー星の解説について「星天の会」の(の)さんがhttps://www.aavso.org/vsots_uvcetのページを紹介しておられます。(前田 式部)