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11/21 東京 原宿アコスタディオ「ホール独演会」ライブレポート

2022.11.22 07:39

こんにちは、松本佳奈です。

11/21、東京 原宿アコスタディオでのホール独演会『暮らしの中に光る歌』にお越し下さった方、近くから遠くから心を寄せて下さった方、有難うございました!


新曲12曲に加えて新しくアレンジし直した過去曲もあり、どんなライブになるのか?私自身もわからないまま当日を迎えました(笑)温かく見守って下さったお客さまには本当に感謝しかないです。




11/21 セットリスト

1 いきもの

2 大人だってさ

3 dula-dula

4 気ままにひとり時間

5 昼寝して

6 察してよ

7 シャケハラス

8 亀といっしょに

9 木更津駅ピアノの歌

10嫌い

11苛々 

12金木犀が咲いたよ 

13同じものを見ていても

14吉祥寺には君がいない 

15種を蒔く、何もない場所に 

16わらってしにたい

17平和への祈り

18プリンとコーヒーゼリー

Enc1 昼下がり、旅に出る 

Enc2 幕開け


Vo.&Pf. 松本佳奈

Gt. 奥野裕介

Cb. 小美濃悠太

Perc. 熊本比呂志

音響 : 久保裕(アコスタディオ)

映像 : 三軒茶屋GRAPE FRUIT MOON

スタッフ : ムラタマリエ,ワキマリエ


譜面が読めない書けない私に代わって、とんでもない量の譜面を書いてくれたギター奥野さん。

演奏のたびにノリやテンションが変わる私に「OKー!」と臨機応変に対応して、音の中で「こっちだよ、それで大丈夫だよ」と引っ張ってくれる小美濃さんとくまちゃん。

3人がいなかったらこのライブは成り立ちませんでした。ほんとうにありがとう!

映像撮影を担当してくれた三軒茶屋GRAPE FRUIT MOONの皆さん。昨年は3度、ライブ配信でお世話になっていて、全幅の信頼でお任せできました。

映像楽しみだなー!良い形でお披露目できるように考えますね。


実は私の活動を手伝ってくれているスタッフの中に「マリエ」さんが2人いて(すごい確率。笑)今回初めてWマリエが顔合わせとなりました。受付は東京のマリエ、物販は木更津のマリエ(笑)ありがとう!

アコスタディオの久保さん。会場の響きを生かした音響を一緒に考えて、親身になって曲ごとに細かく調整して下さいました。素晴らしいホールをありがとうございます!



リハーサル前…どうしてもお寿司が食べたい私に付き合ってくれたメンバー(笑)

立ち食い寿司の根室花まるさん。旬の秋鮭やからすがれい。とろにしんは食べ損ねたので次回絶対食べたい…

美味しすぎてテンション爆上がりの私と、お腹いっぱいで眠くなる奥野さん(おい)


終演後はラーメン…(笑)AFURIさん。

小美濃さんは静岡から岡山まで、9日連続ライブツアーの最終日ということで、もはや小美濃さんの完走お疲れ様会なのでは…?(笑)

ミニラーメンとチャーシューをつまみにビールを嗜む木更津のマリエ(爆笑中)←このあと新宿から木更津までの高速バス中、ノンストップで喋りまくった私たちであった



ライブ前夜、育児で失われた集中力を取り戻すために前泊(笑)新宿 歌舞伎町にあるbook and bed tokyo。ずっと行ってみたかった、本棚の間にベッドがあるホテル!


様式はカプセルホテルなんだけど、いつでも本が読めて、カフェも併設していて竹炭を使ったラテやサンドウィッチが楽しめる🤤

コンセプトは「泊まれる本屋」

竹炭の黒いラテ!意外とさっぱりで美味しい。

パンも竹炭入りで真っ黒!味はパン(笑)


朝起きて3時間くらい本読んだ。至福。

「その幸福は、自分が誰か、何を持っているか、どういう立場にあるかに左右されない、お金があってもなくても、年齢がいくつでも、性別がどうでも、まわりに親しい人や友達がいてもいなくても、技術が進んで世の中の状況や周囲の価値観が変化しても成り立つ幸福でければいけない。


そうでなければ外の条件が変化するたびに翻弄されてしまう。どんな嵐の中でも、心の奥で穏やかに輝き続ける極小太陽のような幸福。それを目指そう。」


銀色夏生さんのエッセイ「つれづれノート」や「ものをつくるということ」は私の人生の転換期に大きな影響を与えた一冊です。私の死生観や幸福観?みたいなものは子どもの頃からほぼ変わっていないけど、それに共感してくれる人は長いこと周りにいなかった。

銀色さんの文章を読んで、「ああ、私と近い考え方の人が世の中にいたんだ」という気持ちになった。こういうのを、拠り所と呼ぶのかもしれない。

昨日会場でお配りした「まつかなだより」

ライブ中にもMCで話しましたが、この些細な日常のスケッチが積み重なって、40代にどんな音楽をやっていくかの大きな指針になるはずだと思っています。


今は子どもたちとの暮らしを描いた曲が多いですが、子どもはいつまでも子どもではないし、成長し自立していく。その過程で生活も変化するでしょう。生まれる曲も変わってくるはずです。いつまでも「今」を描くことをあきらめたくないなと強く感じた今回のライブでした。


過ぎ去っていくもの、消えていくもの。かつてはそこにあったけど、忘れ去られていくもの。私もいつか忘れ去られる。

無くなってしまうのなら、「今」に意味はないのか?いやそんなことは決してない。消えてしまうものの一つ一つに物語があり、営みがあり、いきものの息遣いがある。


過ぎ去っていくものを、スケッチするように曲に書いて残していきたいです。


ではでは!

いつもありがとう。


松本佳奈