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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission1-⑥

2018.03.27 09:51

フルで聴き終わり、俺はため息をついた。





恭介は…?





『どーだ、参ったか?』





…なんてことは言わない。





世界でも最先端をいく技術なんだろう。





もっとふんぞり返って威張ってもいいものを…





恭介は優雅に膝を組み、軽く顎を上げて、空を見上げている。





長くて細い首の上に、白くて美しい顔が乗っかっている。





風が吹く度に、黒髪がさらさらと流れる。





ずっと見ていたい横顔…





「恭介…仕事サボってて言うのもなんだけど」





「…抱きしめたい」





「夜まで待てないのか?」





「今夜は臣とサシ飯だよ」





「……」





恭介は切れ長の目を俺に向け、冷ややかに言った。





「なんの為に作ったんだ?」





RYUJIのことだろう。





「いきなりぶつけんの?」





「時間を置けば…何か変わるのか?」





いや…





なにも変わらない…





「今夜だけは駄目だよ」





「バースデープレゼントは俺から直接渡さないと…」





「スキ…」





「ん?…今、告った?」





「違う。それがお前のスキだって言ったんだ」





「相方だよ。スキも見せるって」




「甘い声でその気にさせといて、拒否…」





「登坂くんに同情するよ」







「恭介…本気で言ってんの?」





ヤキモチを妬いてる風でもない。





本気で臣に同情してるワケでもない。





恋人でも…





恭介の心の中までは、見えない…






to be continued…