相撲
九州場所を観に行くという方のお話を聞いたので、お相撲の思い出です。
最初に勤めた会社は両国にあったので、お相撲さんをよく見かけました。
鬢付け油の甘い香りを懐かしく思い出します。
一度だけ国技館に相撲を観に行ったことがあります。
骨のぶつかるようなゴツンッ!という音。
当たった瞬間にパッ!と紅潮する体。
「きれいだな~!」というのが生で観た印象でした。
人気の力士は体のラインも滑らかで、肌はピカピカ、雰囲気が輝いて見えます。
テレビでは映らないものを感じました。
何の訓練もない20代前半でそう見えたので、今ならどう見えるだろうかと思ったりします。
どんなスポーツでも、鍛え上げられたアスリートはカッコいいです。
役者さんもミュージシャンも、生の舞台は素敵です。
ライブはやっぱり迫力が違います。
空気感や精神性のようなものを肌で感じて感動します。
相撲界に色々あったとき「相撲はスポーツか神事か興行か…」なんて議論もありましたが、土俵やお相撲の作法を見ていると、ただのスポーツとは言い難いような、興行であって欲しくないような気持ちになります。
大相撲観戦のおまけ話。
無知だったので、会場に入って案内されるがままにお茶屋さんに行き、チケット番号の升席へ連れて行ってもらい、出されるままに名物の焼鳥弁当やビールをいただき、渡されるままにお土産を受け取って帰って来たら、後日チケットをお世話くださった方にウン万円の請求が行ったという…。
知らなかったとは言え、ご迷惑をおかけして申し訳ないことをしました。
チケット代に含まれているのかと思いきや別で、お茶屋さんを通すというのはそういうことだったのですね。
遊び方を知らないとダメな、お金のかかる世界だな~と勉強しました。
歴史を支えるには、心意気も財力も必要なのねと苦笑い…それも懐かしいです。