簡単工作『森のくまさん』
11月最後の工作は秋をイメージし『森のくまさん、どんぐりを拾いに』という構想で頭に浮かんだことを形にしてみました。使用したのはダンボールと色画用紙、のり、ハサミです。
なぜ工作を行うのか・・・手先の器用さ、構想を練る、工夫する、発想する、表現する、達成感を味わうなど様々な力を養いますが、幼児の頃の工作で獲得して欲しいのは楽しさです。ものを作るという楽しさは全てを行うことの楽しさの土台になります。遊ぶ楽しさを味わえたら次は作る楽しさを獲得させ、学ぶ楽しさに繋げてあげましょう。ということでお母様方には再度2022年9月12日『工作の薦め1』、同年9月19日『工作の薦め2』をご確認いただけたらと思います。
今週のブログテーマは動物、工作は秋の森の中を冬眠のためにくまが食べ物を求めて歩くことを表現しました。四足歩行のくまを二足歩行にすることに躊躇もありましたが、作成時間が限られているので二足歩行の1種類にしました。お時間のある方は木に近寄るくまは四足歩行で、どんぐりを取るために立ち上がる様子の時は、二足歩行でという具合に使い分けた方が子供を混乱させなくてすむでしょう。
家の中を見回していると穴の空いた段ボール箱を見つけ、平面の工作の中に立体を取り入れようとダンボールの枝を差し込んでみました。これはいけると確信して色画用紙で平面と立体が合致した木を作成。
そして秋の森といえば、色とりどりの落ち葉、きのこ、どんぐり、くり、イチョウ、松ぼっくり、やまぶどう、イイギリ、ナンキンハゼ、くるみ・・・あげるときりがありません。どんぐりといってもミズナラ、コナラ、クヌギ、アカガシ、マテバシイと作り分けようとしたのですが限られた時間で動いているため今回は断念。ほどほどのものを作ることにしました。
私も工作のブログ記事を開始して手先やイメージ力も鍛えられたようで思い描いたものを形にすることが早くなってきました。きっと吸収力の早い柔軟な子供たちならすごいスピードで成長すること間違いなしです。また子供の発想は大人の固定概念を覆すほどの面白さがあ流からこそ色々な発想を獲得できるようにもの作りをさせてはいかがでしょうか。
最後に童謡「森のくまさん」を替え歌にし、くまが森の水楢の木を見つけ近寄る理、どんぐりを頬張る様子を想像しながら遊んでみましょう。その後は様々な角度から遊びや学びに展開して下さい。どんぐりの食べ真似や拾った落ち葉を集めたりとひとしきり遊んだ後は、どんぐりや落ち葉、きのこを数える遊びに発展させてみて下さい。遊ぶことも学ぶことも楽しさを武器に行えばまた次に繋がります。