今の改造のちょっと先へ行こう
改造した結果は・・・受け入れるしかない?
思うような結果を求めて改造しているはずが、
こんなもんかな・・とか思って良しにしていたりしませんか?
大会上位入賞者との違いはそのへんにあるかもしれません。
おそらく持っている物差しの目盛りが倍以上細かいです。
最初からうまくいく改造なんてありません。
何回も失敗してやっと思うようなところに行き着くことがほとんです。
そして、そのもう一歩先に行けるかどうかがわりと大きかったりします。
まだ少しクルクル回ってしまう、シュートが時々暴発する・・
でも、気をつけて操作すれば大丈夫と思ったり、まぁこんなもんかと思ったり、これ以上は何していいかわからないしとりあえずはOKにしたり、
せっかく一生懸命改造したのに本来の目標の随分手前で自分が妥協してしまうとそれ以上を望めません。
これはもったいない。
改造した結果の精度を上げるには、
まず自分の得意な操作や攻め方、守り方をイメージします。
自分の得意な「ゾーン」がありますよね? ここからシュートを打つと決まるとか
ゴール前や壁際なら負けないとか、
こうだったらカッコイイ!とかこうしたい!という願望でもいいと思います。
自分が無双状態で闘っているところを想像してみてください。
そして目の前のミニロボを操作してみた結果とくらべてみます。
大抵は全くイメージと違います。
そして2つのアプローチでこれを解決していきます。
A:イメージに近づけるために改造していく
B:今の改造に合わせてどうしたらゾーンにはまるのか見つける
Aはミニロボ、Bは人です。
ダメダメならAから入りますが、まぁこれくらいならいいかという状態ならBを探ります。
なるほど、こうやって操作したらうまくいくな
ここから打てばシュートが決まるな
というポイントが見えてきます。
どうするといいかがわかってきたら、最初のイメージに近づけるために改造します(A)
(どんな操作(状態/状況)をするとうまくいったのか、なぜその時はうまくいくのかを考えることが大事です)
シュートが浮きすぎるならキックプレートを上に上げるとか角度を減らすとか、
曲がらないなら重心を後ろ寄りにしますし、曲がりすぎるなら後ろ足の形状と高さを見直します。
ターンでボールをこぼしやすいなら腕を伸ばしたりターンの動きを変えるために前足の位置を変えたりします。
実はとても些細な事でミニロボは劇的に変わります。
だからといって、やみくもに改造しても何がうまくいった原因なのかわからずに迷走するのでやめましょう。
必ず、”これをやるとどうなるかを考えてから改造する”のが鉄則です。
そして結果と比較して何が違ったのか、そこから”わかったこと”が大事な学びになります。
あとちょっとができない理由は、
工作力や道具の問題、材料の問題、まぁ気持ちの問題もあるかもしれませんね。
でも大抵はなんとかなるものです。
大会で勝てる人のミニロボだって同じ材料からできています。
変態(褒め言葉)なミニロボもいますが、あとちょっと良くするための改造(方法)はわりとすぐ近くにあるんです。
なので、
Aで終わらない、Bを途中で諦めない。
そして大会やプラザに行ったら改造そのものを見る前に、操作させてもらって自分のミニロボと何が違うのかを体感した後に、どんな改造かを見る。という方法を提唱します。
改造そのものを真似しても自分のイメージと違ったらどんなにすごい改造もただの改悪になってしまいます。
あのミニロボの動きがいいなぁと思っても、それは操作(ウデ)の差かもしれないので、
何はなくとも自分で動かしてみるのがいいのではないかと思います。
多少ぶつけたところで壊れるものでもなし、恐れず声をかけて操作させてもらうのがいいんじゃないかなー どうだろう?
(事情は様々なので断られてもそれは素直に受け入れよう)
ラッキーなことに操作させてもらえたら、お礼と感想(良いところや気づいたこと)を一言加えるとみんな喜びます。
フィードバックは大事です。
いろいろ聞いていくと、ちょっとしたコツや壊れにくい作り方なんかもわかってくると思います。
改造していく中で、原理や理論が頭に入ってくると寄り道せずにその改造の意味を理解してできるようになります。 おそらくそうなったときにはもう上級者の仲間入りをしていることでしょう。
自由自在に改造が出来るようになると、もっともっとミニロボが面白くなってきますよ!
(あとは操作練習だけです(*´ω`*)
*超上級者vs中級者でそれぞれ相手チームのミニロボで対戦したら腕の差なのか改造の差なのかはっきりするだろうか・・・
#字が多いときは改造が進んでいない証拠
#仕事が忙しいんです(言い訳)