その症状、更年期障害?それとも不安障害?
「歳を重ねるごとに不安を感じることが多くなってきた。。」というお話をよく耳にします。4,50代の女性の方に多く見られます。
(男性にもいらっしゃると思いますが、なかなか弱音を吐けない文化背景が日本にはあるようです。。)
今回は、ホルモンなど神経伝達物質という視点から「不安」について深堀してみようと思います。
更年期障害に関わってくるのが、エストラジオール、エストロゲン、プロゲステロンといういわゆる女性ホルモンです。
それらが衰え、減少してくるので心身ともに不調をきたしてくるのは皆さんご存知の通りだと思います。
衰えてくると、私たちの身体は生理的に同じような働きをする似た物質を身体の中から探し、使い始めます。
神経科学的には、ノルエピネフリンが女性ホルモンの代替物質と言えます。
こうしてノルエピネフリンの分泌が増えるのですが、ノルエピネフリンは「不安」、エピネフリンは「恐怖」に関連します。
ですので、更年期の女性は、一般的な副作用で「不安」、もしくは不安からくる「イライラ」を経験しやすくなると考えることができます。
さらに、このホルモンバランスの崩れを「不安障害」とみなされる場合もあります。
深刻な「不安」にお悩みの方は、それが更年期障害の副作用なのか、もしくはメンタルのバランスを崩しているのか、一度検査をして調べてもらうといいと思います。
検査を受けずにサプリなどを摂取するのはお勧めできません。
その症状がどの神経伝達物質の欠如によって引き起こされているのか、検査を受けないとわからないからです。
間違ったものを摂ることで症状が余計に難しくなるということも大いにあり得ます。
そらとりは、医療機関ではないので検査はできませんが、
施術にてお役に立てることはあります。
ホルモンバランスを保つ方法
そらとりでは、ホルモン分泌の司令塔、脳下垂体にアプローチします。
脳下垂体は、視床下部からぶら下がったような形でできていて、頭蓋骨の中心である蝶形骨のさらに中心にあるトルコ鞍というくぼみにチョコンと収まっています。
頭の中心のど真ん中という感じで、本当に大切な器官だということがわかります。
そらとりのクラニオセイクラルセラピー・バイオダイナミクスを受けられたことがある方には何度もお話させていただいていますが、全部で23パーツある頭蓋骨はそれぞれ動いていて、私たちトレーニングと経験を積んだ施術者はそのかすかな動きを手の平で感じることができます。
脳下垂体の場合は蝶形骨の動きがとても重要になりますので、状態をチェックして整う環境ができるのを待ちます。
器具など用いませんし、「圧」をかけることもないので安心してくつろいでいていただけます。そこに優しく触れている間、眠られる方も多いです。
蝶形骨だけの問題ではなく、後頭部や首の筋肉の張り、目の疲れや嚙み合わせも影響しています。
年々身体の機能が衰えてくるのは仕方がないとしても、少しでもいい状態を保つ方法はありますので一度お試しください。
ご連絡をお待ちしています。
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