ブルーグラス編(アメリカEP1より)
前半の2つの記事はほとんどブルーグラスに触れることなく終わってしましましたね、すみません笑。
さぁさぁさぁ!ブルグラッサーの皆さんお待たせしました!この半年間でIBMAはもちろん小さなフェスから大きなフェスからライブハウスまでいろいろな方々を観たり時にはセッションしたり、時にはステージに立ちながら過ごしたアメリカでの様子を少しですがご覧下さい。
ただ1つ!申し訳ないですがほとんどの動画をカメラで撮っていて、その大量のメモリーを前回の日本一時帰国時に無くさないよう実家に置いて来たため、現在載せれる量はほんとわずかで画質も悪いです。また帰国後に記事を更新すると思いますので動画などはその時に。それではいきましょう〜... ブルーグラッスッッッッッ!!!!
・IBMAにて大御所勢揃い
これに関しては全世代の最前線のプレイヤーが大集合するので、もはや1つ1つ写真もコメントもできませんが、ただただ圧巻。なにせそんなVIPな人らもその辺でJamしてるんだから。確実に言えることは、また参加したい。以上。
・Station Innにて
こちらも1つ1つあげてたらキリないですが特に印象として残っているのはクラレンス・ホワイトのお兄さんで現在も現役ばりばりのローランド・ホワイト。奥さんとのコンビは相性バッチリでブルーグラスを通じで家族愛を感じる方でした。そして家族愛といえばもちろんマーク・オコナーバンド。奥さんとのダブルフィドル、そして息子にそのお嫁さんのまさに家族からできたバンド。そんな息ぴったりな家族で完成された呼吸・クルーヴ感はずば抜けて良かったです。ブルーグラスを知らない、または興味を持ち始めた方にはとても後押しになるような素晴らしいバンド。最後に何を隠そう、1番最初にアメリカに来て見たプレイヤーがこちら。シエラ・ハル。最近結婚も発表され、常に女性マンドリンプレイヤーの頂点に君臨して来た方。あの繊細な音の併せにどこか儚いメロディー、そして哀愁ただよう声。個人的にシエラ・ハルの音楽を聴けば、マーフリズボロの風景・かおりなどが思い起こされます。
・マーフリズボロでのローカルフェス
自分が住んでいたナッシュビルから人里離れたマーフリズボロという街でもほとんどブルーグラスを耳することはなかったですが、ごくごくたまに行われていました。そして自分が参加した時のメインがこちら。東北大学生からは不動の人気ではないでしょうかLonesome River Band。それもそう、バンドを率いているバンジョーピッカーのサミーは以前、東北大学にブルーグラス交流ということで行ったとか。日本語をまだ覚えていて少し喋ってくれました。そして、もう1つ別の日程でステージに上がったのがFlatt Lonesome。こちらも2017年にIBMAのいくつかの部門でノミネートされた今話題のバンド。兄弟3人によるコーラスは本当に美しく、音も耳で聴くだけでなくパフォーマンスとして見ても魅力のあるバンドです。
・Ryman Auditorium
実はこれが1番楽しみだったといっても過言ではないです。ブルーグラスファンのみなさんの中には眉間にシワがよる方もいるでしょうが、僕がブルーグラスにどっぷりはまるきっかけの1つになった人物、そうChris Thile率いるCompanionでのステージ。もとはNickel Creek、Punch Brothersとしての作品で知り、彼を含めた音楽がルーツなんです。もちろん、琉球大学のOBとしてご活躍しおり、1番好きなバンジョー弾きの先輩のおかげでスクラッグスやビル・モンローなどの伝統的なブルーグラスも聴きますし大好きです。また場所もRymanということであのエルビス・プレスリーも演奏していた歴史の深い会場で行われたコンサートでは当時を彷彿とさせる演出もなされ大興奮でした。
・Music City RootsとBluegrass Underground
ラジオとしても配信されているMusic City Rootsでは4組ほどのゲストでパフォーマンスがあり、最後に王道曲をみんなで弾くという、音楽の種類の垣根を超えた空間で、それはそこの赤煉瓦の建物やライブハウス内にあるレストランなどからも感じとれた。また、Bluegrass Undergroundはナッシュビルを少し離れ田舎道を車で走った先に洞窟としてその一角を使ったミュージックステージで1つのアトラクションとしても非常に楽しめる場所であった。
本場のブルーグラスを通じて、音楽とはもちろんプレーしたり聴いたりして楽しむものであると同時に目で楽しむパフォーマンス性の高いものであるんだと感じました。幸い、自分のいる沖縄もご存知の通り美しい自然に囲まれているで、これらの要素をうまく引き出せていけたらと思いました。この記事でブルーグラスを知ったなんて方、是非とも朝からコーヒー片手に目を閉じて聴いてみてください。アメリカの大草原と汽笛、そしてカウボーイのウェスタンな風景が浮かんできてまさに非現実を体験できますよ。ちなみにブルーグラスとカウボーイは実はあまり関係ないです笑。映画などのイメージですね。また、日本にも多くの素晴らしいプレイヤーの方々がいますので機会があれば生のブルーグラスにも触れてみてください!