地元の桜
火曜日、お正月に帰省しなかったので久々の実家へ。
この時期に合わせたのは、この桜を見るためでした。
実家は横浜の弘明寺(ぐみょうじ)という町なのですが、この写真の大岡川のプロムナードは桜並木が有名で、なんと横浜港まで何キロも続いています。
子どものころから春になるとこの桜が楽しみでした。
大学を卒業して東京に一人暮らしをするようになってからはこの桜を見ることができなくなり、最近まで知らなかったのですが、
桜並木が続く中、延々と屋台も続いていました。
昔はなかったんです。だからプロムナードに座り込んで飲んだり食べたりする人もいなくて、だから子どもの頃から
「花見とは桜を鑑賞するもの」
であると認識していました。ですから、上野公園などでドンチャン騒ぎをしている人の意味がわからなかったんですよね。
それがいつのまにかこんな感じに。
でもドンチャン騒ぎしている下品な人は少なくとも昨日はいなかったかな。落ち着いた町です。
久しぶりに桜を見て思ったのですが、子どもの頃の大岡川はもっと桜がボン!と大爆発して視界が全部ピンクになってしまうくらい咲き誇っていた気がするのですが、ややスカスカな印象を受けました。
そうか、桜も歳をとるのか。
僕の子どもの頃といったらもう30年以上昔なわけで、それはしかたがないのでしょう。
だがしかしやはり良い。
プロムナード沿いを歩いていると、ところどころに若い木を植え直しているところもあって、とても元気に咲いていました。
カワイイ。
そう、全部の木がこんな咲き方だった記憶があります。奥の桜と咲き方が違うのがわかりますよね。
何にせよ、東京で見る有名な桜よりもやはりここの桜が一番好きです。
一昨日このブログに、野球クラブに入りたかったけど丸刈りかスポーツ刈りじゃないと入れさせてくれない話を書きました。
川沿いを歩いていたら、町内会の掲示板にその野球クラブの募集チラシが貼ってあったのですが、
もちろん単発の子が多いけど、でも普通の髪の子ばっかり!
なんか安心した。
荻原明(おぎわらあきら)