【伝聞ホラー】アパシー 鳴神学園七不思議 プレイ日記④
【前回までのあらすじ】
どこ行っても魑魅魍魎。私の鮮やかな学園生活はどこに消えた。これじゃあ灰色どころか暗黒色。なので、平和な鳴神学園を目指します。
【平和な学園】
平和な学園を目指すにあたって、あってはならないことが3つあります。
1つ、誰も死なない!
当たり前ですよね。死人がそんなホイホイでる学園自体が狂気の沙汰。
もちろん現時点だけではなく、過去のお話でも死人を出してはいけません。行方不明もダメです。学園での失踪=死ぐらいの扱いですからね。酷い時は死より扱いが超えます。
2つ、狂人が出ない!!
はい。結末次第では、失踪も死人もないけど狂っちゃったパターンが存在します。これもダメです。どう考えても平和ではありません。
狂人がいる時点で学園は平和とは呼べませんからね。絶対にストーリーには出させません。許さん。
3つ、怪奇現象が起きない!!!
なら平和なエンドさえ迎えれば怪奇現象自体は許されるのか。
許されるわけないだろ、バカモン!七不思議自体が存在しちゃダメなんだよ!幽霊も悪魔も魔女も化物もいない!それが平和な鳴神学園の鉄則だ!!!
というわけで、この3つを守るようにして平和な鳴神学園を目指します。
頑張るぞ。
と思った矢先に、プロローグで早速死者が出ました。
チクショウ。
まあこれは選択肢が出る前なので回避不可。つまりノーカンノーカン。
気を取り直していきましょう。
私はなにも見なかった。いいね?
【喋るな】
語り部たちは喋れば怪談話ばかり話します。やれ人が死んだ、やれ行方不明になったなどと厄災ばかり。
なので極論で言えば
喋らせなければいい。
喋らなければシュレディンガーの鳴神学園。なにも起こってないとも捉えることができます。
うん、何も起こってないと解釈してもいいでしょう。口を開くな。
同僚女子のお話は選択肢で完全に封殺。
不良の話は、不良の機嫌を損ねることで勝手に取りやめてくれます。
ナルシストの話は途中で切り上げて終わらせましょう。
……まあナルシストの話はどのルートでも基本ホラ話なので安全なのですが。
しかしどうしても喋りたい語り部たちも多いです。
そんな時はなるべく穏便な話にしてしまいます。
神経質な美人の話は『イジメは良くないよね』という怪談とは全く関係ない方向へ誘導。
根暗の話は、不可思議な現象は単なる生徒のイタズラということで片をつけます。
デブの話は全部ドッキリという形にしました。
変なことが起こっても生徒の仕業にしてしまえば笑い話。怪奇現象などは起こっていません。
しかしマジで難関なのが
陽キャの福沢の話。
コイツだけは話を途中で切り上げることもできず、話すこと全部が不気味な話です。
強い。
なので若干無理はありますが、謎に揺れるベッドで女子ふたりがイチャイチャしてるという話にしました。
死人も行方不明も出ておらず、謎のベッドが少し不思議ですが、平和ではあります。謎のベッドもきっとそういう振動装置がついていたのでしょう。
そういう風に解釈しました(無理矢理)。
というわけで同僚女子+語り部6人の話はすべて突破。
この鳴神学園では不思議なことなど、なにひとつ起きてないのです。
いやー!平和平和!!
【ラスボス七話目】
なんとか6人の話は切り抜けてきましたが、どうにも最後のお話である七話目(初回では包帯女が出てきた話)だけは、全体のオチをつける為におどろおどろしい話になってしまいます。
どんなルートを通ろうと、ここだけは本当にダメ。基本的にバッドエンドか誰かが死ぬ話になってしまう。
そこで私はあえてナルシストの話を宇宙人の話に変更しました。
これは宇宙人が出てきてあれやこれやをする話です。
6人の中で最後にこの話をさせておくことで、七話目も宇宙人の話に変更可能です。
幽霊とかは出てこないけど、これはこれで怪奇現象が起きてるって?
大丈夫です。
この話を選んでも七話目では宇宙人ネタはすべてドッキリだったということにできるからです。
ドッキリネタ強し。
これで七話目も無事平和に終わることができましたね。
同僚女子は喋らない。
不良も喋らない。
デブの話はドッキリ。
根暗の話は生徒のイタズラ。
美人の話は単なるイジメ防止。
陽キャは…ベッドでイチャついただけ。
ナルシストの話もドッキリ。
完璧です。
やはり鳴神学園は平和だった。
今回、私は意図的に平和にさせましたが、このルートを1周目で実現してしまったプレイヤーもいるのでしょうか。ホラーゲームをプレイするつもりが、平和な話ばかりになってしまった人の心境とは……。
まあとりあえずアパシーについては(別のルートではありますが、今回のルートにふさわしい)この言葉で締めましょう。
鳴神学園は今日も平和だ。
(総評・まとめに続く)