つながり
東洋医学では経絡をはじめとしてつながりを重要と考えます。
つながりとはネットワークですよね。
単独で存在するのではなくつながっているので、一部を刺激すると他の部位に影響を与えるということです。
経絡が必ず図のとおりに通っていないというのは私の持論ですが、臨床的にはそうなっていないと、うまく治せない。
つながりも強いつながりと弱いつながりがあります。
弱い時はぼやける。
強いつながりは一目見ただけでわかります。
そしてその強いつながりは立体的に見ると縦横高さがあり、強いつながりの方向性があります。
まずは全身とつながっている部分を意識すると瞬時にそのつながりの中心部分が見えてきます。
中心部分さえ把握できれば、そのつながりがどことつながっているのかを観察できます。
次にそのつながりがどこに影響しているかを観察できます。
またどこからの問題で影響を受けているのか原因部位を観察できます。
思考を切り替えるとそれらがどんどんハッキリする。
最初はぼやけていたものが詳細を観察すればするほどつながりが見えてくる。
つまり一つに焦点を当てると図のような関係が無数にあらわれてくるのです。
それをやっているとカルテ全体に図が描けます。
一ページではすまない!!
これをどうにかしたいな~っていつも思っていますが方法が見あたりません。
なぜならこれに深度があるからです。
同じお腹であっても筋肉の層でとまっているのか、内臓までいくのか?
骨までいくのか?
それとも皮膚だけなのか?
神経や血管、リンパは全身に張り巡らされています。
皮膚が血管に影響していることもある。
カルテが真っ黒になっても書き続けないと正確には描けない。
この情報量をどうやって処理するのか?
これが今一番重要な問題点です。
一つ一つ調べてカルテ書いてたら書いている時間だけで終わってしまいます。
肩凝りであろうと腰痛であろうと時間がかかってしかたない。
でもそれを明確にすればする程効果は絶大!!
しかも一箇所で様々な症状が消えていきます。
そんな技術があります。
決して絵空事ではない実際にできる技術です。