#愛知県 #犬 エキノコックス症の発生と注意喚起について
原因を突き止めるのは難しい
だからこそ
個々の理解と対策が必要です。
これからの季節
特に外出先では予防方法を守り、飼い犬から目を離さないように気をつけてください。
放し飼いにしないこと
迷子にしないこと
長いリードでは目が届きません
気をつけてください。
(https://goo.gl/A2cmYd)
野犬にエキノコックス
知多半島で検出 愛知県が注意喚起
⇒ https://goo.gl/2BKUZ9
愛知県は28日、知多半島で捕獲された野犬3頭のふんから、寄生虫のエキノコックスが検出されたと発表した。
北海道のキツネなどの体内におり、人に感染すると肝不全などを引き起こす。
愛知県では2014年に知多半島で野犬の感染が確認されたのに続き2例目で、定着している恐れがある。
本州では埼玉県を含め3例目。
県健康対策課によると、3頭は知多市、阿久比町、南知多町でそれぞれ捕獲された。
1頭は殺処分し、他2頭は駆虫薬を飲ませて感染防止対策を取った。
県は、前回の感染確認から今月までにイヌ科の動物計180頭のふんを検査しており、これまでに3頭以外から感染は確認されていない。今後も知多半島を中心に感染状況を調べる。
県は、野山に出掛けた際、よく手を洗う、沢や川の生水を飲まない、などの対策を呼び掛けている。
(中日新聞)
エキノコックスとは、ご存知の方も多いと思いますが、もともとは北海道のキタキツネにいる寄生虫の名前です。
北海道の問題かと思えば、実はこの地域では2014年にもありました。
埼玉県でも以前にありました。
キツネや犬は、エキノコックスに感染しているネズミを食べることによって感染しますが、キツネや犬にとってはほぼ無害の寄生虫です。問題となるのは、人に感染してしまった場合です。
人の場合、エキノコックスに感染したキツネや犬の糞便に汚染されたものを偶然飲み込んでしまうことによって感染します。
その多くは、野山に行ったときに、山菜や手指についた虫卵が口から侵入して感染してしまうケースが多いようです。症状が現れるのは感染してから10年前後経ってからと言われおり、人の症状としては、疲労感・黄疸・右わき腹の痛みなどで、なかなか判断がしづらいものかもしれません。
現状のところ、進行を抑制する薬はあるものの、完治には患部の切除の他なく、放置すれば死に至る、恐い病気なのです。
どのような感染ルートがあったのだろう……北海道から知多半島での感染が広がるなんて、どのようにしたら考えられるのだろう。
人が何らかの状態で持ち込んでしまったのか、感染したいた野犬や犬を輸送して保護した経緯なのか。
分かりません。。。
飼い主として、飼い犬の管理に気をつけて、お出かけの際には以下のようなことを徹底して気をつけて、感染拡大を防いでいきましょう!
◼️ 予防法
エキノコックス症の予防方法としては、虫卵が口に入らないよう、一般的な衛生対策を行うことです。特に、以下のことについて注意しましょう。
- 野山に出かけ、帰ったときはよく手を洗うこと。
- 衣服や靴についた泥はよく落とすこと。
- 沢や川の生水は飲まないこと。
- 山菜や野菜、果物等はよく洗ってから食べること。
- 犬の放し飼いをしないこと。
- 飼い犬を迷子にしないこと。
知多半島地域(半田市、常滑市、東海市、知多市、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町)において、生息する野犬やキツネ等野生動物に接触したことがある方、野ネズミを捕食したことがある犬の飼い主などは、人へのエキノコックスの感染のおそれがありますので、かかりつけの医療機関等に御相談ください。
飼っている犬について、エキノコックスの感染が心配な場合は、かかりつけの獣医師に御相談ください。また、エキノコックスに関する相談については、最寄りの保健所でも受け付けています。
◼️ 愛知県:犬におけるエキノコックス症の発生に伴う注意喚起について
犬におけるエキノコックス症の発生について。平成26年4月4日付けで1例(捕獲場所:阿久比町)、平成30年3月27日付けで3例(捕獲場所:阿久比町、南知多町、及び知多市)、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」に基づき犬の獣医師によるエキノコックス症を診断した旨の届出がありました。
動物のエキノコックス症は、犬のみを対象とした感染症法に基づく獣医師の届出対象疾病で、人と動物に共通する感染症ですが、適切に予防すれば人への感染の危険性はありません。
◼️ エキノコックスQ&A
⇒ https://goo.gl/gGMpX9