実は痙攣だけじゃない?てんかん発作。
2022.11.27 01:04
てんかん発作と聞くと、手足を全力で伸ばして、痙攣を起こす、というのをてんかん発作だと思っている方がほとんどだと思います。
てんかん発作は、本来脳の電気信号が異常または過剰に発信されることで引き起こされます(このため、極度の恐怖や興奮が引き金になったりします)。
つまり、典型的な痙攣発作を起こしている時は、過剰な電気信号が流れている時で、例えばこれが、強過ぎる電気信号ではなく、ある程度異常な電気信号の場合、痙攣発作ではなく、勝手に体が動く(手や足が自分の意思とは関係なく持ち上がったり)、幻覚が見える(ハエが飛んでいるように見えたり、人の場合幽霊が見えてしまうことも)、状況似合わない感情が湧き出る(特に突然怒りだして襲いかかってきたりするものを激怒発作と言います。大型犬の激怒発作は人間に大怪我をさせたり、時には飼い主さんの命に関わるため、安楽死せざるを得ないことも多いです)、など多岐に渡ります。
単純な痙攣発作だけでなく、普通とは異なる行動を繰り返す場合、てんかん発作を疑っても良いかもしれません。
(ただし、以前に記載した詐病、つまり仮病の場合もありますので、動物病院に診せる場合は動画を撮っておくと、診断に非常に役に立ちます)