「ブレインプログラミング」

http://www.biborock.com/entry/review-of-brain-programming より

脳のメカニズムを知れば、自分の行動をコントロールできる？

今回は最近読んだ本のレビューです！

個人的に以前から「脳」に興味がありました。

なぜかというと、我々の行動は全て脳によってコントロールされており、脳をコントロールできえば、結果的に自分の行動を自由にコントロールできるのではと思っていたためですw

我々が仕事に対してモチベーション高まったり、特定の作業に集中したり、ストレスを感じたり、これら全ての行動は脳の指示によって実行されます。

どのように脳が指示を出すのか、その仕組みが分かれば、自分の思いのままに脳に指示を出させ、好きなタイミングでモチベーションあげたり、集中したりができるようになるのです。

そんな脳科学への興味を持っていたところ、書店で出会ったのがアラン＆バーバラピーズ著の「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」という本でした。

脳科学的なアプローチで脳をコントロールすることで効率的な目標達成を実現する方法を解説しており、個人的に良書だったので紹介します。

脳の不思議「RAS（Reticular Activating System）とは

本書で解説される脳科学の重要な概念として、「RAS（Reticular Activating System）」というものがあります。

このRASは、日本語で「網様体賦活系（網様体賦活システム）」と訳されます。

まだなんのこっちゃわかりませんね。

本書で詳しく解説されておりますが、ざっくりと一言でいうと、

何を認識して、何を認識しないのか、我々の認識対象をフィルタリングする脳の機能です。

人間の脳には耳や目など様々な入り口を通して、毎秒４億ビットもの情報が流れ込んでいると言われています。

脳がそんな大量の情報全てを一つずつ処理していたら、疲れ切ってしまいます。

そのため、自分にとって重要な情報のみ選択し、認識し処理するようにするのです。

その重要な情報のみ認識し処理するようフィルタリングするのが、この「RAS」と呼ばれる脳の機能なのです。

胡散臭い「引き寄せの法則」を脳科学で証明！

特定の事を強く欲し願うことで、RASがそれに関連する情報を認識するようにできます。

つまり、今まで認識されず流れてしまっていた自分の重要な情報をしっかりと認識するよう脳のRASに設定できるのです。

脳をプログラムし、重要な情報をキャッチできるようにするということです。

本書では、様々な自己啓発書で書かれている胡散臭〜い「引き寄せの法則」を脳科学的なアプローチで解説しています。

願えば夢を実現できるんや！とうたう引き寄せの法則ですが、

個人的に非科学的ですごく胡散臭く感じ、信じることができていませんでした。

よく引き寄せの法則系の本で例として書かれる

「赤い車を見たいと強く毎日願っていると実際に数日後赤い車を見つける」というもの。

これはRASの機能が働き、実現されると著者は語っています。

強く願っていると、自動的にそのような赤い車という情報が重要な情報であるとRASに設定し、今まで見過ごしていた赤い車という情報をしっかりと捉えることができるようになるのです。

胡散臭い引き寄せの法則は、脳の仕組みに基づいた科学的な方法ということです。

著者は、RASを目標達成のための「GPS」と例えています。

強く願うことでそれを実現する方法は自動的に脳が探し出してくれる、

その結果、目標を実現することができるのです。

本書では、実体験ベースでこのRASをプログラムして目標を実現した例が乗っています。

ロシアに行きたいと毎日考えることで、ロシアに行くことのできる求人情報を発見し、応募し合格することでロシアに行きたいという目標を実現した、などなど

「ブレインプログラミング」は、科学的な夢の叶え方を解説した良書

脳の仕組みである、RASをコントロールし夢を叶える方法を解説しています。

具体的なRASの設定方法は本書で読んでいただければと思いますが、

RASを使って夢や目標を実現する具体的＆科学的な手法を解説してくれています。

非科学的な根性論で片付ける目標達成論を述べた自己啓発書は信じられない、読み飽きたという方には、科学的な証拠に基づいた本でありとてもオススメできるかと思います。

https://www.taichi-190.com/post-56  　　より

”思考は現実化する”

この言葉をご存じでしょうか？

これは ”自分が考えていることを本気で信じ込んでいれば、それは達成できる” という言葉です。

「引き寄せの法則」と呼ばれるものもこの言葉ちかい考え方ですね。

では、実際どうでしょう？

多くの人が「そんないい話があるか！」と信じられなかったのではないでしょうか？

今回紹介する『ブレイン・プログラミング』と言う本はそれを科学的に証明してくれた本です。

ブレイン・プログラミングでは、脳の「RAS」という部分の仕組みを使うことで夢を達成させます。

RASとは？

まず、RASとはなんでしょうか？

「RAS」というのは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きをもつ。

すべての情報をふるいわけ、そのなかからいつでも自分にとって大事ものだけを拾い上げるツール。

この本ではこのように説明されています。

「RAS」は脳のコントロール・センターのような役目であり、意識を脳の奥深くで支配しています。

みなさんは自分のほしいと思ってたものがよく目につくようになったり、自分の名前だけ敏感に反応できるというような経験はないでしょうか？

あれらはすべてこのRASのおかげなんです。

このようにRASはほしい情報を敏感にキャッチします。

さらに、RASはGPSのような働きをします。

なので、「どこに行きたいか？」を指定すれば「どうやって行くか？」は勝手に探してくれるのです。

つまり、自分の願うものをRASにすり込んでいけば、RASがやり方を自然と発見してくれるんです。

夢をかなえる の手順

では、実際にどういう風にすれば、「RAS」に夢を刷りこませることができるのでしょう？

おおまかには次の手順ですすめていきます。

目標ノートをつくる

目標の順位を決める

目標を細かく設定する

目標を「視覚化」する

言葉の力を使う

習慣化する

この手順を目標ごとに繰り返すことで達成していきます。

１．目標ノートをつくる

「さあ、目標を達成するぞ！」と思っても、肝心の目標がわからない人が多いと思います。

なので、まずは思いつく限り「やりたいこと」を書き出していきましょう。

このとき大事なのは、「何を」したいのかだけを書くことです。

「何を」がわかれば「どうすれば」は自然とわかります。

「やりたいこと」が書けたら、次はその目標をイメージできる絵や写真、文章などを集め、切り貼りして、目標ノートの完成です。

この目標ノートを毎日見ましょう。逆に他の誰かには見せなくていいです。

毎日読み返し、目標の削除・追加、修正をくりかえすうちに、輝きを失わない目標が見つかると思います。

それがいちばん大事な目標です。

こうして、まず「何を」をはっきりさせましょう。

2.目標の順位を決める

次は、たくさんでてきた目標を[Aリスト],[Bリスト],[Cリスト]に順位分けしましょう。

分ける基準としては、

[Aリスト]：”近いうちにきっと達成できる目標”、”もっとも大事な目標”

[Bリスト]：”大事だけど決断に時間がかかる目標”

[Cリスト]：”出来れば達成したいていどの目標”

と言うふうに分けます。

この順位は見るたびに変更して大丈夫です。

3.目標を細かく設定する

目標はすぐにイメージできるレベルまで細かく設定します。

まず、期限を決めます。

このとき、①現実的であること、②短めであること、③すぐに実行すること、に注意して設定します。

期限の他に、金額・形・色・寸法なども設定します。

設定が終わったら、その目標を一口サイズに分けていきます。

一口サイズに分けることは、すでに細かい部分まで目標を描いているので簡単にできると思います。

一口サイズにわけて順にクリアしていくことで目標を達成するのです。

4.目標を「視覚化」する

これは、主にイメージトレーニングです。

自分が目標を達成したときの様子を何度もイメージします。

これが効果的なのは、脳が「現実」と「想像」の区別をつけられないからです。

つまり、なんども「想像」することで脳は「想像」したことを「現実」で達成したと勘違いし、「現実」での目標に対するふるまいに違いがあらわれるのです。

この「視覚化」のトレーニング時も目標を細部までイメージしましょう。

細部までイメージすることでより脳が錯覚します。

この「視覚化」のトレーニングは”早朝”と”眠る前”がおすすめです。

ぼくは、朝の瞑想のときに主にやっています。

5.「言葉」の力を使う

次に、「アファメーション」を使います。

これは、別名：自己達成予言と言われており、なんども自分の目標を自分に言い聞かせることで潜在意識に目標をすりこませる方法です。

このアファメーションを行うときに先ほど決めた目標を細部までしっかり唱えましょう。

また、となえる言葉も肯定的な言葉をとなえましょう。

いまのあなたは「おまえはこうだ」という言葉の積み重なりでできているのです。

このアファメーションを続けることで、「自己イメージ」を変えることで、自分のふるまいを変えていくのです。

6.新しい習慣を作る

人を形作るにはその人の習慣です。

実は、自信・自尊心・決断力なども習慣のたまものなのです。

習慣は行動だけでなく、言葉も思考もそうです。

では、いままでと同じ習慣で新しい目標を達成出来るでしょうか？

たぶん、できないでしょう。

つまり、目標を達成するためには、新しい習慣を作らなければなりません。

ここで、習慣化の方法を紹介します。

習慣化の方法は、

1.取り入れたい習慣を決める

2.その習慣を「視覚化」＆「アファメーション」で潜在意識に落とし込む

3.最低３０日はくりかえす

です。

この方法でどんなことでも習慣化することが出来ます。

習慣化が出来れば、あとはその流れで目標を達成することが出来ます。

まとめ

今回紹介した手順をやれば、あなたはどんな目標でも達成できます。実際、この本の著者は目標ノートの90％以上をクリアしたそうです。

覚えておいてください

大事なのは「何を」をかんがえることです。

まずは、目標を決め、言葉にし、とりあえずやってみましょう。

最後に、ナポレオン・ヒルの言葉を紹介しておわります。

頭のなかでイメージできることなら、あなたにはそれを達成できる何かがある。

http://tokumoto.jp/2017/09/24537/  　　より

物事にいいも悪いもあるものか。どう考えるかでどちらにでも転ぶのさ。（シェイクスピア）

「RAS」というのは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」という神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きだ。RASの働きがなければ、人は生物として生きていけない。私たちがつねに眠ったり目覚めたり、呼吸したりできるのも、心臓が一定のリズムで動くのも、実はRASのおかげだ。（アラン・ピーズとバーバラ・ピーズ）

RASの役割を意識しよう！

アラン・ピーズとバーバラ・ピーズの

自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミングの中に

RAS(脳の「網様体」という神経の集まり)のことが

わかりやすく書かれていました。

RASのもっとも大切な役割は情報の仕分けです。

日頃大量に接している情報をRASが選りわけ、優先順位をつけてくれます。

赤い色を意識すると赤い車やポストが目に入ってくることがあると思いますが

このようにRASは自分が意識した情報を引き寄せてくれるのです。

脳は、RASが送ってきた情報に応じてどんな行動を取るべきかを考え、体へ指示を送る。RASは外部からの情報を仕分けして、あなたの考え方にぴったり合う情報や、あなたが普段から親しんでいる物事の情報をピックアップする。内面の思考や感情に合わせて外部からの情報を拾い上げる。そして、拾った情報にあなたの意識を引きつける。

このRASの働きを活用すれば、目標を達成するのが楽になります。

シェークスピアが指摘するように

人は考え方次第で、未来を自分の思い通りにできるのです。

自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング [ アラン・ピーズ ]

RASは「GPSシステム」でもあり、「検索エンジン」でもある！

RASは自分の名前や今後起こりそうなリスク

すぐに知るべき情報などを敏感に察知してくれます。

自分が探しているものを明確にすれば

RASが自動的に探し出してくれるのです。

RASには「GPSシステム」が備わっている。GPSがあれば、町じゅうの道路を知りつくしていなくてもいい。自分がどこへ行きたいのか。それさえわかっていれば大丈夫。データを入れれば、あとはGPSが導いてくれる。道を間違えても、正しい道に引き戻してくれる。どう行けば目的地にたどりつけるのかは、GPS衛星から送られてくる位置情報が教えてくれる。

私たちはGPSシステムのおかげで

行きたい場所に苦もなくたどり着けます。

このGPSの働き（ナビゲート）をRASがしてくれています。

目標を明確に決めることで、RASはそこへたどりつくための情報を

片っぱしから集めはじめ、ゴールを見つけてくれるのです。

RASは、対地攻撃用ミサイルにも似ている。目標座標を入力し、発射ボタンを押せば、勝手にそこへ飛んでいく。目的地へたどりつくまで、周囲にどれほど無用な情報があふれていようと、RASはそれを全部ふるいおとし、大切な情報だけを拾いつづける。

RASは探すように命じたものを

検索エンジンのGoogleのように確実に見つけてくれます。

周囲にあふれる何億ビットという情報のなかから

大事な情報だけを拾い上げ、それ以外の情報は排除します。

イメージをくっきりと明確に描きさえすれば

あとはそれが見つかるまで、RASが全力で探しつづてくれるのです。

うれしいことに、RASは言葉を正確に選んで意識的に語りかけていけば、あなたの思いどおりにプログラミングできる。あなた自身の現実は、たった今から自分でつくり上げていくことができる。

自分の現実を変えたければ、RASのパワーを活用すべきです。

求めているものをしっかりとイメージしたら

あとはRASに任せておけば、欲しい情報が手に入るのです。

まとめ

自分のしたいことをはっきりイメージすれば、RASが導いてくれます。

RASにはGPSシステムが備わっていますから

どこへ行きたいのかを決めさえすれば、RASがそこまで連れて行ってくれます。

RASには検索エンジンの役割もありますから

わすれている過去の知識や体験や人脈から

必要なものを見つけ出してくれるのです。

自分のやりたいことに絶えずフォーカスすることで

RASがあなたの夢を実現してくれるのです。