#276 ヤマガラ雑貨店で絵本のお店屋さん
【福井尚子・高志】
本好きな私は福百堂という屋号で、二宮町を拠点に本にまつわる活動をしています。
私が二宮で唯一足りないと思っているものは、本屋さん。
小さな本屋さんはあるのですが、さまざまなジャンルの本を手に取って
眺めることができる空間があったらいいなと思っています。
ないなら本のある空間を自分でつくろう、と思って始めた本活動。
これまでにこのブログでも活動の一部をご紹介しました。
・大磯のつきやまBOOKSで一箱本屋をしていた頃のこと(現在はしていません)
・二宮町の喫茶店エンコーヒーの本棚に選書した本を置いています
・ICHIで本にまつわるイベントを開催。語り劇もしました
11月の終わり、新しい挑戦として絵本のお店屋さんをしたので、
その模様をお伝えします。
絵本のお店屋さんをしたのは、二宮駅の線路沿いにある小屋で、
クラフトとお菓子を販売している、ヤマガラ雑貨店さん。
アクセサリーやステーショナリー、ニットアイテム、お菓子など、
センスの良いかわいいものたちが揃うお店です。
作家さんの展示なども定期的に開催しています。
(今回はヒンメリ作家さんと、店主りおさんのニット帽の展示会でした)
ある日、ヤマガラ雑貨店に遊びに行ったところ、店主のりおさんから
「絵本を売ってみない?」と声をかけてもらいました。
エンコーヒーさんに置いてある本をいつも読んでくれているりおさんからの
うれしいお声がけ。
対面で販売するのははじめてだったのですが、
やってみたい!と思い、今回挑戦しました。
絵本を仕入れ、出店グッズを揃え、値付けを考えたり、屋号を書いた看板をつくったり。
当初出店予定だった日はあいにくの雨で、
翌日の午後に延期となったのですが、
おかげで、野菜を売る農家さんやお花屋さんとも出店をご一緒できて
楽しい時間を過ごしました。
(お散歩中の犬を連れた方や子どもたちで、ヤマガラ雑貨店のお庭は賑わいました)
今回は展示内容にあわせて
クリスマスにちなんだ本をたくさん持っていったのですが、
実際に「クリスマスの本がほしくて」と来てくださる方も多くて
さまざまな本が旅立っていきました。
昔好きだった絵本のことや
絵本を普段どのように買っているかなど、
立ち寄ってくださった方とお話もできました。
短い時間の出店でしたが、
お店を出すことで、いろいろな人と絵本を介したコミュニケーションが生まれるのが
何より楽しく、本当にやってみてよかったなぁと思いました!
ヤマガラ雑貨店さんは、今回のクリスマス展を終えてしばらく休暇に入りますが、
また再開されるのが楽しみですね。
私もまたどこかでふらりと絵本のお店屋さんをしたいと思います。