求職者には応募の基準となる福利厚生をアピールする
前回長期休暇を取得した事例をご紹介しましたが、今回は「福利厚生」についてお話したいと思います。
求職者が応募する基準のひとつになる「福利厚生」。
福利厚生とは、給与や賞与以外の報酬を指しますが、基本的にどんな制度を提供するかは会社によって異なります。
バブルの時代はリゾート施設が格安で使えたりしましたが、最近ではフィットネスジムやヨガ教室など健康増進をテーマにしたものがトレンドのようで様々な制度を設けている会社が増えています。
他社とは異なるユニークな制度があると大きなアピール材料になるため、優秀な人材も獲得しやすくなります。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
毎週1回は自販機のジュースが無料!
東京都杉並区に本社を置く物流会社「株式会社TAKAIDOクールフロー様」では、全拠点にある自販機のジュースが毎週1回無料で飲めるという「社長のおごり」制度があります。
また、昼食にはおにぎりの差し入れ「TAKAIDO弁当」もあって全社員から大変喜ばれています。
>>TAKAIDOクールフロー様の「TAKAIDO弁当」の紹介フェイスブック
おにぎりはお米を使うのでパンに比べ消化吸収がゆっくりで腹持ちがよいという特徴があり、さらに時間をおいてから食べても良く、食物繊維と同じ働きをするレジスタントスターチが増え腹持ちが良くなることも分かっています。]
仕事の合間に手軽に食べられて、社員の皆さんの健康維持の面でも効果があるおにぎり。
今後も活躍間違いなしです。
「健康経営」は安定した経営につながる
近年は、会社による社員の健康への配慮の必要性が高まりを見せているようで、「健康経営」という言葉が注目されています。
会社経営に係わる社員の健康づくりを「投資」とし、業績向上には健康が必要だという考えのもと安定した経営を目指すというのです。
特に20歳代から60歳代は働き世代と呼ばれ、「医者にかかるほどでもない!」や「薬を飲むほどでもない!」と軽く考えた結果、ついつい忙しいからと体調への配慮が後回しになり、ある日突然大きな病気で長期間休職するといったケースがあります。
そこで社員さん自身が自分の体のことを知り、健康のために予防に努めることで、安定した経営ができるということで政府は「健康経営」を推奨しています。
ユニークで独特な制度で応募者を集める
採用活動に独自の採用サイトを持つ会社は増えていますが、時代の変化に応じた豊富なコンテンツを備えた例はまだまだ少なく、採用実績は偏った結果になっています。
数十ページもある採用サイトでは毎月応募が集まるものの、募集要項だけの採用ページでは全く応募が集まらないというのです。
社会のニーズが多様化している中、生き残りをかけ「ユニークで独特な制度」に取り組む会社は存在します。 そして応募者は必ず複数の会社の採用サイトを見比べます。
そこで「柔軟な会社」と、それを指を咥えて見ているだけの「昭和な会社」ではコンテンツが全く異なり、ますます採用結果の差が開くことが予想されます。
ここでちょっと立ち止まり、「育児や介護との両立」「地域活動への参加」「従業員の健康維持」「プライベートの充実」などテーマは多岐に渡りますが、ルールやコンテンツ作りはコストを社内でできること。
今までとはちょっと違った会社としてアピールするだけでも、結果は違ってくると思います。
まとめ
如何でしたか?
今日も「採用サイトは応募の基準となる福利厚生をアピールする」と題して採用サイトのコンテンツについてお話してきました。
手厚い福利厚生がある様子を紹介するページがあったりと、コンテンツが充実していれば求職者の応募動機が高まる可能性があります。
何がウケるかはハッキリわかりませんが、新しいことにチャレンジしてみると集客にも効果は期待できるでしょう。
中小企業では、CTやMRIなど人間ドック並みの検査を毎回受けているケースは少ないと思うので、喫煙者や高血圧の人がいれば要注意ですね。
重要なポストを担当する社員さんが、突然のまさか!にならないためにも、健康管理はしっかりやりたいものです。