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ささみのノート

過去の傷から解放されたい話

2018.03.31 01:25

トラウマといってよいのだろうか、過去に傷を負った経験からそのことに恐怖を感じてしまう、という現象ありますよね。



具体的に話していくと、長い間一緒にいたパートナーであるN氏が自死してからというもの、色々なものが怖くなってしまった。

電車に乗るのが怖い(乗れないほどではなかった)、警笛の音が怖い、踏切の音も怖い。その路線の車両をテレビで見かけるとちくっと心に刺さるものがある。死にまつわること、自死の話に過剰に反応してしまう。



電車に乗れないのも困るので、私は少しずつ馴らしていった。

まずは音。車内の様子や、踏切の音を動画で見て慣れる。警笛にも挑戦する。

そしたら違う路線に乗ってみた。ちょっと怖かった。電車ってこんなに質量の大きな物体が、こんな力で動いていたのか。そんなものに今まで平然と接していたのかとちょっと驚いた。

そして、事故のあったあの路線に乗った。

これは意図せずだけど事故の当該車両にも当たってしまった。この大きな物体がNを……

この時が一番しんどかった。

ひとりで乗れたら、次は誰かと。楽しい会話をしながら当該にあたったなーと思いつつやり過ごせるまでになった。

もう大丈夫。


こうして触れたら痛む心を少しずつならしていった。いつまでも避けていたら、それに遭遇してしまったときどんな大ダメージを一気に受けるかと思うと、その方が怖い。小さな傷を少しずつ受けながら、かさぶたにしていった。いつか白っぽい傷跡を残して治りますように。




以下はトラウマとは呼ばなそうだけど、Nにまつわる色んなことが気になるようになった。抵抗があるというのか、何か冷静でいられなくなる。悲しいってことなのかな。悲しさは感じないんだけど。


かつて住んでいた場所の風景、よく一緒に行ったお店や場所、好きだった食べもの、一緒に観たり語り合ったりした映画や本、音楽。サークルで一緒だったから、サークル活動やその共通の友人でのイベントも。ああ、あと彼の名前も。


いつも一緒にしていたことを今はひとりでしなくてはならない。それを実感する度に彼の死を突きつけられる。



調子が良いときはぜんぶすっ飛ばして気にせずに過ごせるんだけど。ちょっといまそういうわけにいかなそうな精神をしている。


これらも同じように慣れていくしかないんだろうけど、それは調子が悪くないときじゃないとリスクがある。できる時に少しずつ、がベストだ。



…今日、お花見の予定なんです。

場所は、最後にNと行った公園。思い出の場所。メンバーは一緒に参加していた団体の集まり。Nはいないのに、何も変わりなくまわってゆくんでしょう。


調子は、下降ぎみ。正直気分が乗らない。

ただでさえお酒の場の楽しい雰囲気に馴染めなそう。Nのことをうだうだと考えてしまうのに、お花見なんて大勢の楽しい場に行く気持ちにはとてもじゃないがなれない。

気が進まないや。



体力的には行けると思う。気持ちがついていかない。

すごくすごく申し訳ないのだけど、断りの連絡をしようか。物理的には行けるのだから、余計に断るのが申し訳ない。ごめんなさい…



最近こんなんでドタキャンばっかり。

ふつうでいたい。迷惑かけたくはない。

Nがいた頃に引き受けた色んな役目が完遂できるのか不安がある。降りることも、やりきることも、どちらも難しく思える。

ドタキャンなんて最低だ。


そう思いながら、無理に身体を起こして出かけたり、欠席の連絡をしたり、しなかったり。

今日も、そんな具合かな。桜は見たかったな。