白いニットの塩素による茶色いシミ染み抜き事例『染み抜き屋』
2022.12.01 06:53
こんにちは 不入流師範 染み抜き職人マコトです。
今日はこの後商工会議所関連のセミナーに出席するため、いつもより1時間早く5時に閉店とさせて頂きます。
ご迷惑をお掛けしますがどうぞよろしくお願いいたします。
さて今日の染み抜き事例は 白いニットの塩素による茶色いシミ染み抜き事例 です!
まずはビフォーから・・・
白いニットの胸中央辺りに茶色い感じのシミがかなり目立つ状態になっていますね!
このシミは醤油とか食べこぼしのシミが時間が経ってというものではなく、元々何かのシミがあってネットで見た情報を基に塩素漂白剤をつけたらみるみる茶色くなってしまったそうなんです・・・(-_-;)
それもそのはずこのニット、ウール50%とアクリル50%の混紡なんですね。
ウールやシルク、ナイロンは白い物でも塩素系薬品が付くと茶色や黄色に変色してしまいます!
意外とこのことは知られていないんですね・・・
そもそも綿などでも白いからと言って塩素漂白を行うとそこだけおかしな感じに黄色くなる場合も多く、塩素漂白剤は基本衣類に使わない方がいい薬品なんです!
おまけに塩素はウール繊維をめちゃ痛めてしまうんでこのニットもすでに生地が少し薄くなってきていました。
それでも幸いアクリルが半分含まれていたので繊維のダメージを最小限にして茶色身を薄くしてそこから色修正を行ったところ・・・
殆ど目立たない状態にすることが出来ました!!(^^♪
今回の染み抜き代金は 3,630円(税込み) でした。
ご依頼ありがとうございます。