【浅草②】浅草榧木町
2018.03.31 08:58
町名:浅草榧木町
読み方:あさくさかやきちょう Asakusa-Kayakichō
区分:町丁
起立:1869(明治2)年
廃止:1871(明治4)年
冠称:「浅草」
後身:浅草黒船町
現町名:台東区蔵前三丁目
概要:前身は浅草正覚寺門前(維新後に浅草松山町の一部となった浅草正覚寺門前とは別)。
正覚寺は「池中山」と号し、浄土宗芝増上寺の末寺で、俗に「榧寺」と称した。寺地は1,374坪。門前町屋は1711(宝永8)年に開設が許された。東西32間2尺・南北7間(備考)。1828(文政11)年の家数11軒(町方書上)。
前身の浅草正覚寺門前として、慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、浅草榧木町となる。1871(明治4)年、浅草黒船町に編入となり消滅。正覚寺は「榧寺」と改称し、蔵前三丁目に現存。
『角川日本地名大辞典』には「明治2年、浅草植木町となる。現行の蔵前3丁目の一部」とあるが、当町の間違い(浅草植木町は維新後に浅草三好町に編入となった官地のことで、江戸通りの対面)。
撮影場所:浅草榧木町