【浅草②】浅草真砂町
2018.03.31 09:01
町名:浅草真砂町
読み方:あさくさまさごちょう Asakusa-Masagochō
区分:町丁
起立:江戸期
廃止:1870(明治3)年12月
冠称:「浅草」
後身:浅草寿町
現町名:台東区寿四丁目
概要:もと「大円寺上地」と呼ばれていた土地であったが、1749(寛延2)年に町屋を開き、1768(明和5)年に町内の真砂稲荷社の名を採って町名とした(備考)。近くにあった近江宮川藩堀田氏下屋敷内に森があったので、俗に「森下」ともいった。真砂稲荷社は940(天慶3)年、平直盛・藤原秀郷の創建と伝え、祭神は倉稲魂命で、はじめ黒船河岸に鎮座していたが、1732(享保17)年に当地に移されたもの。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、浅草三島西蔵院門前(浅草三島門前町)を併合したが、翌1870(明治3)年12月、近隣の3ヶ町と合併し浅草寿町に編入となり消滅。
『角川日本地名大辞典』では「現行の寿3丁目のうち」とあるが正しくは「寿四丁目のうち」。またWikipediaには1964(昭和39)年以降は「寿二丁目」となっているが、二丁目では国際通りの西側になってしまう。
撮影場所:浅草真砂町