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うつ病は「心の風邪」?ストレスマネジメントでうつ病予防

2022.12.07 02:09

うつ病の理解を深めるために「ツレがうつになりまして」のDVDを見てみました。


ツレ(夫のことを妻はこう呼ぶ)は、真面目で几帳面。

毎朝、曜日ごとのチーズの入ったお弁当を作り、曜日ごとに決まった色のネクタイを付け、同じ満員電車に乗り、仕事へ出かけます。


ところが、ある日から、弁当に入れるチーズがわからない、ネクタイの色がわからない、ゴミを出す日がわからなくなる‥


妻側からすると、突然なのですが、夫からすると、そのサインは出ていました。


うつ病になった原因が会社にあると分かり、会社を辞めて自宅で治療することになります。


今まで出来ていたことが出来なくなり、布団を被って、何かに向かって「ごめんないさい、ごめんなさい。」と繰り返すシーン


わたしには、同じような経験があります。


第一子を出産後、親に甘えることが出来ずに無理をして早々に自宅に戻りました。


夫は、育児には無関心。夜中の授乳も気づかずに寝ている。

おっぱいを飲ませても、なかなか寝てくれない赤ちゃん


寝不足と、授乳による栄養不足。

そして、初めての子育ての不安と孤独。


ヘトヘトになり、赤ちゃんにどうしてあげたらいいかわからない。

弱音を吐ける人がいなくて、重責に押しつぶされそうになる‥


泣き叫ぶ赤ちゃんに向かって、

「ごめんなさい、ごめんなさい。こんなお母さんでごめんなさい。」


次第に、夕方になると、深くて底が見えない穴に引きずり込まれる幻覚を見るようになる。


怖い、怖くてたまらない。

死んだら、楽になるのだろうか?


そんなとき、なぜだか高校の先生が最後に言った言葉を思い出しました。


「この先の人生で死にたくなるようなことがあるかもしれないが、死にたいと思ったら病気だから、すぐに病院へ行きなさい。」


わたしは病気なんだ。でも、自分では、病院に行けない。

どうすれば‥


頼れるのは母しかいなかった。

叱られるのを覚悟して、母に電話をかけた。


「わたし、死にたくなっちゃうんだけど、病院に連れて行ってくれない?」


母は叱らなかった。

「すぐに行くから、待ってなさい。」


飛んできた母の顔を見て、「あー、わたし、まだ頼れる人がいた。」

それから、大きな荷物を下ろした時のように、スーッと気持ちが楽になった。


今、思うと、あれはうつ病だったのでしょうか?

結局、病院には行かずに、「もう、大丈夫。」と言って、母には帰ってもらいました。


でも、本当は、まだ、大丈夫ではありませんでした。

「大丈夫でなければならない。」と思っていました。


幻覚は見なくなったものの、しばらくはもやの中にいるように、すべてのものがすりガラス越しの景色のように見えたことを覚えています。


誰とも会いたくなくなり、友達が心配して訪ねて来ても、声が喉につかえて出てこない。


もしあの時、病院へ行って診察してもらい、治療を受けていたのなら、もっと早く回復したかもしれないと思います。

そして、夫の理解も得られたかもしれないと


後にも先にも、あんなに一日が長く感じ辛かったことはありません。


ツレが病院で「うつ病は心の風邪のようなものです。」と説明を受けるシーンがあります。


うつ病は、10人に一人が生涯の中で一度はかかる病気であり、現在、精神疾患は「5大疾病」になっています。

誰でもかかる可能性があるという意味で、「心の風邪」と言ったのかもしれません。

だとしたら、とても危険だと思いました。


まず、うつ病は風邪とは比べものにならないくらい辛いものだと容易に想像できます。

わたしは、三日間、幻覚を見ただけで耐えられなくなって、死を意識したのですから‥


最も違う点は、風邪で命を落とす人はいないということです。

近年、日本では年間の自殺者が30,000人を超えており、社会問題になっていますが、自殺者の6割以上がうつ病を患っていたというデータもあり、うつ病は自殺につながりやすい病気です。


これらのことを考えるとうつは「心の肺炎」といった方が良いのかもしれない。


肺炎は、通院か入院を要し、適切に治療を受ければ治る病気です。

しかしこじらせれば、死に至ることもあります。


また一見、肺炎が風邪の症状と似ているところは、うつ病の症状がわかりにくいところと似ています。


やる気が出ない、食欲がなくなる、気分が落ち込む、眠れない、人に会いたくない、無口になるなど‥

きっと誰もが経験したことがあると思います。


それらの症状が数日だったり、好きなことをして紛らわすことができれば問題ありません。


ただ、風邪でも長引けば病院へ行くように、うつ症状も2週間以上、続くのなら、病院にかかることをおすすめします。


ツレが病院で、「うつ病は脳の神経伝達物質のセロトニンが何らかの理由で減少するとかかる病い」だと説明を受けます。


そうなんです。

うつ病は脳の病気のため、心の弱さや性格の問題ではないのです。

気力でどうにかできるものではないのです。


セロトニンについては、今までも、何回かブログ記事で紹介してきました。

(詳しくは、ブログ記事 「不眠には睡眠ホルモンメラトニン」 をご参考ください。)  


セロトニンを増やすには、グルーミング(ふれあい)が効果的です。


パートナー、親子はもちろん、愛情を感じられる心地よいスキンシップであればペットでもよいです。

サロンのトリートメントもおすすめですよ。


改めてトリートメントの重要性と可能性を感じます。

日頃から、ストレスマネジメントとして、サロンを利用する習慣をつけておくと、うつ病の予防にもなるでしょう。


わたしもあの時、夫に背中をさすって欲しかった。

でも、夫があてにならなければ、プロのトリートメントをどうぞ。


各種コース(60分)   9,900円〜

・リラクゼーション

・スキンケア

・ボディメイキング