タスク過多な時は取捨選択して乗り越えよう
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
12月に入り、東京ではぐっと寒さが深まってまいりました。
寒い地域では急に大雪が降るなど、まるで12月に合わせて冬がロケットスタートを切ったようですね。
どうぞ皆さまあたたかくしてお過ごしください。
今年も残り20日ほどとなり、クリスマスや年越しの準備、年末年始のお休みに向けての仕事の処理等で、忙しさが増している方も多いのではないでしょうか。
毎年のこととはいっても、実際その時が来ると、頭も身体もフル回転で、どうにか一日一日を過ごしているという状態かもしれません。
対処しなければならないタスクが自分の許容量を超えてくると、とにかく一つ一つさばいていくことだけで精一杯で、余裕などふっとんでしまいます。
やらなければならないことは積み上がれど、自分の処理できる範囲というのはタスク量に合わせて急に広がるものでもありません。
さまざまなことができるパソコンも、処理能力の限界になると逆に動かなくなってしまい、急いでいるのに何もできなくなってしまいます。
人も、パソコンと同じように、一度に処理できる物事には限界があるものです。
そういう時は、まず何よりも「決める」ことが肝心です。
どんなにがんばっても、自分の身は一つしかなく、手は二つしかなく、一度に処理できる物事の数にも、時間も労力にも限界があります。
手に余る量のタスクを目の前にしてすべてを完璧にこなそうとすると、処理能力オーバーでフリーズしてしまうパソコンのように、絶対に取りこぼせないタスクまでも処理できなくなってしまいます。
どこまで自分で対処し、どこから他者の手を借りるか。
どのタスクをどの程度拾い、どのタスクをどの程度まで諦めるか。
フリーズせずに動くためには、自分の処理能力の範囲で取捨選択をするしかないのです。
そのためには、優先順位をしっかりと定めて、ここまでできればOKという線引きを早めにつけてしまうことが肝心です。
家のこと、家族のこと、仕事のこと、人間関係のこと、日々の生活のこと、等々、それぞれの領域でどこまで拾い、どの程度ずつエネルギーを注力するのか。
ご自身の中で優先順位が定まっていると、重要度の高いものと低いもの、緊急度の高いものと低いもの等、タスクを分類しやすくなります。
急に忙しくなった時にも、タスクの優先度を迅速に判断し、取捨選択しやすくなるのです。
忙しい時ほど優先順位を明確にして、どれを選び、どれを選ばないか、なるべく早くに決めてあげましょう。
そして、もし可能であれば、忙しい時ほどまずはしっかりとご自身に最低限必要な心身の余裕を確保することを、優先順位の上の方に持ってきてあげてください。
かしこ