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購入を検討している6型ハイエースを見てきました。

2022.12.21 04:32

今日はレジストロアウルの法定3ヶ月点検にやってきたのですが、ショールームにちょうど6型ハイエースが置いてあったので見学させて頂きました。


ハイエースといえば、その広い荷室でキャンピングカーだけでなく、架装せずにベッドキットを載せて車中泊仕様にするなどアウトドアでも大人気です。

2列目を倒さなくても、布団をひけば2人は寝れそうなスペースが広がっています。

このクルマはスーパーGL特別仕様車なので、内装はプラスチックのカバーで覆われていたり、カーペット敷きなどある程度豪華になっています。

ハイエースの魅力はなんといってもこのフラットな荷室。これだけの空間が有れば一般家庭で積めなくて困るということはほとんどないでしょう。

6型になってミラーが大型化してさらに運転しやすくなりました。死角が少なくなるのは本当にありがたいですね。

この部分だけ見れば、トヨタの乗用ミニバンに質感では負けていなように見えます。プッシュスタートにステアリングスイッチ、さらに皮巻きステアリングまでおごられています。

さすが、乗用をある程度考慮したグレードですね。ゴリゴリの道具系のタウンエースではこうはいきません。ハンドルの角度は乗用車と比べてそこまで違和感がないようになっています。

広大な荷室を冷やすリアエアコンがここに付いていますが、非常に強力で最大運転なら炎天下の真夏でも寒く感じるほどのパワーがあります。

しかしながら標準ではややピーキーなマニュアルエアコンなので、車中泊仕様にするならヒーター含め社外品でオート化改造してしまうのが良いように思います。

3ナンバー以外の商用グレードならリアにステップが付いています。ミニバンなどと比べると車高が高いので、ステップがあるとありがたいですね。

バックドアが大きく開くので、夏の日除けや大雨時の雨よけにも使えそうです。


エンジンや駆動方式の組み合わせがたくさん選べるハイエースですが、4WDを購入する場合、ディーゼルエンジンかワイドボディの2.7lガソリンにしか設定がありません。

悪路や雪道を走行する予定があるなら4WDは欲しいところなのですが、価格が高くなってしまうので悩ましいところです。



大きな空間で車中泊仕様などでも大活躍間違いなしのハイエースですが懸念事項もあります。

2列目は大きなスライドドアを開けてすぐのステップを登って乗り込みます。標準では足腰が弱い方の乗降は少し大変です。家族みんなが問題なく乗り降りできるかの確認は必要でしょうね。

運転席助手席の乗り降りには脚力腕力が必要です。ちょっとしたパルクール気分が味わえます。

ハイエースの乗り心地について。

ハイエースに乗り換えを検討している方の多くが乗り心地はどうなのかということに関心があると思います。

結論として、乗用車と比べて乗り心地は非常に悪いです。

まず、このクルマは1250kgの荷物が積めて、走れるように作られています。(スーパーGLは1000kg)


ちなみに1000kgは同じトヨタのヤリス1.5lくらいの重さなので、荷室にコンパクトカー1台分の重さを乗せられるほどのサスペンションとシャーシ性能だということです。とんでもないですね笑


この量ギリギリしか積めないようになっているわけではなく、ある程度余裕を持たせて作られています。


この「余裕」が曲者で、積載0から最大積載量+α程度まで幅を持たせているため、サスペンションが乗用車と比べ物にならない固さになっているんですね。

ほとんどの乗用ユースでは空荷+人でしょうからリアの荷重が全く足りず、荒れた路面では跳ねまくります。

さらにサスペンションだけでなく、タイヤも硬いバンタイヤを採用しており、乗り心地がいい要素はありません。


ハイエースの中で乗り心地がいいワゴングレードでも乗り心地は軽自動車以下です。

個人的にはフロントシートのみの乗車ならノーマルでもなんとか…後部座席を使用するなら足回りをいじると思います。(私が購入するなら最も安くつくワゴンリーフ交換のみでしょうね。)


いくつか懸念事項はありますが、この広大なスペースを手に入れられるのは本当に魅力的です。「大は小を兼ねる」私が大好きな言葉です。笑


ハイエースはいつかは手に入れたい1台です。秘密基地にするもよし、ガッツリ使い倒すもよし、あなたはこのクルマどう使いますか?