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ツダ ケイタロウ

本当に強いものは、勝つ。

2015.12.22 15:12

あまりに有名なエピソード。

今やお茶の間の人気者となった


シドニー五輪柔道『銀メダリスト』


篠原信一。



以下、リンク記事より抜粋。



『開始1分35秒で、篠原信一の内また透かしがフランスのドイエに決まった。


ガッツポーズの篠原、肩を落とすドイエ。


しかし、主審の判定は篠原の一本でなくドイエの有効だった。結局、これが響いての銀メダル。


「世紀の誤審」とも呼ばれた。


表彰式で涙を見せた篠原が、会見で言ったのは

「自分が弱いから負けた。それだけです」

だった。』


さらに後日談ではこんなコメント。


『試合後は「やってしまった」だけですわ。

自分がとか、相手がとか、審判がとか、なかった。表彰式までの15分で考えたのは


「なぜ、あの後に相手を投げようと思えなかったのか」


ということ。


気持ちの切り替えができなかった自分が情けなかった。』



『やっぱり銀はダメです。


「記録より記憶」という人がいるけど、アホかと思いますね。

知ってる人はいいけど、今の大学生以下なんて知らんですよ。

息子にも言われます。「お父さん銀でしょ」って。

本当に強い者は勝つ。』



これから美容師を目指す方、いま現在スタイリストを目指して訓練中の若手美容師にも身近な例で言えば……。


技術検定の場ではこんなシーンが。


自分自身も技術講師という立場上、人をジャッジする機会があります。


不合格になった、受講者がたまにこんな一言をもらすことが。


「この人にはこう言われた、あの先輩にはこう言われた。どっちが正しいのかわからない。」


はい。愚問ですね。


だって実際に合格者は出ているわけですから。


ジャッジは常に「不平等」だからこそ「公平」なのですから。


どちらも正しいと思うべき。


人により求めるものに微差があるのはお客様から見たってそうなわけです。


だったら、10人が見れば10人とも「上手いね」って言わせるレベルまで磨かれていないだけなんです。


賛否が出ている時点でお客様の前だったら


「負け」。


そのお客様を担当した美容師史上、

文句なしでNO.1でなければ「指名」は頂けないのですから。(もちろんお客様のジャッジは技術だけでは当然ないですけどね。)


悔しいときはこう言いましょう。



「自分が弱いから負けた。

                    それだけです。」