京都・長岡京市出身のロックバンド LOCAL CONNECTを独占インタビュー!
昨年秋、3年ぶりに開催された長岡京ガラシャ祭。多彩なイベントが目白押しだったなかで大注目を集めたのが、長岡京市で結成された5人組ロックバンド LOCAL CONNECT(ローカルコネクト)によるスペシャルライブです。
市制50周年記念事業の夢サポーターでもある彼らの「音楽で地元の祭りを盛り上げたい!」という熱意と、歓迎する地元ファンの熱気がひとつになったライブ♪ その後のインタビューでは、音楽活動の原点である地元・長岡京市への熱い想いを語ってくれました!
メンバー左から、しゅうま(Ba)、Daiki(Vo&Gt)、ISATO(Vo)、Natsuki(Dr)、まーきー(Gt)
〈プロフィール〉
LOCAL CONNECT
高校時代に長岡京市で前身バンドを結成。メンバーチェンジを経て2015年にLOCAL CONNECTへと改名し、メジャーデビュー。ファーストミニアルバム収録曲の「幸せのありか」が日テレ系アニメ「俺物語!」のエンディングテーマに大抜擢。数多くのライブツアーやイベント出演を行うなど、全国で活躍中。
「学園祭で目立ちたい!」から始まった、LOCAL CONNECT の軌跡
ーー本日の2ステージ、お疲れさまでした!地元・長岡京市での初ライブはいかがでしたか?
ISATO:1回目のライブの時は雨がすごくて、機材の関係で3ピースでやらせてもらいましたが、それでもたくさんの人が集まってくれて、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
2回目は天気も回復して、より多くの人に歌を届けることができました。なかには僕らのことを初めて知った人もいたと思うんですけど、手拍子とかのアクションにも参加してくれて、地元ならではの一体感を味わえました。本当にありがとうございます!
――こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。
お礼と言ってはなんですが、みなさんにささやかなプレゼントをご用意しました。バンド結成のきっかけとなった西乙訓高校の学園祭ライブの運営に携わられ、ISATOさんが当時所属していた野球部の監督でもあった阪本先生からのメッセージ動画です!
ISATO:うわ、ほんまに阪本先生や!あかん、泣きそう!!うれしい。
まーきー:先生の顔見たら、高校時代のこと思い出すわぁ。
Daiki:懐かしいなー。3年後に定年退職って、そんな歳に見えへんな。
しゅうま:スリムになって、むしろ若返ってるような。
阪本先生は現在、亀岡高校野球部の部長。約15年前の西乙訓高校時代の思い出を愛情たっぷりに語ってくださいました。先生、本当にありがとうございました!!
――結成当時から将来的に長くバンドを続けていこうと考えていたんですか。
Daiki:高校時代は「学園祭で目立ちたい」としか考えていませんでした(笑)。卒業後の進路がそれぞれ違ったこともあってバンド活動も一旦途絶えたんですけど、19歳の時にまーきーから「また一緒にやらへん?」と声がかかって。
それから少しずつオリジナルの曲を作ったり、ライブをやったりしていくなかでメジャーデビューのお話が来て、ちゃんと将来を見据えてバンドを続けていく覚悟を決めました。
ISATO:デビューするタイミングでドラムのNatsukiが加入して、バンドとしての目標も定まりました。僕とDaikiが思い描いていた「大阪城ホールで歌いたい!」っていう夢をメンバー全員で共有した形です。
大阪城ホールは、僕がボーカリストを目指すきっかけになった場所なんです。中学の時に大阪城ホールでMISIAさんの公演を観たんですけど、のびのびと楽しそうに歌っている彼女の姿に感動して、自分もいつかあのステージであんなふうに歌いたいと思うようになりました。
――高校の時から歌がすごく上手だったと先生もおっしゃっていました。
ISATO:部活で喉を潰さないようにするのが大変でしたよ(笑)。野球部のキャプテンはガラガラ声のほうがカッコイイみたいな風潮でしたが、自分はそうはなるまいと研究して、常に腹から声を出していました。
歳を重ねるごとに深まりゆくメンバーの“地元愛”
――ローカルコネクトというバンド名には、どんな思いが込められているんですか?
Daiki:“田舎のつながり”を意味する名前の通り、僕らはこの長岡京市で得たつながりを大事にしてきました。そんな僕らがより広い世界のより多くの人たちとつながっていけるようにと、希望を込めて名付けました。
――実際に全国へ活躍の場を広げた今でも地元とのつながりを大事にされているんだなぁと今回のライブで感じました。
ISATO:デビュー当時から地元でライブをしたいと思い続けていて、何度かオファーをいただいたこともあるんですが、もう少し実力をつけないとダメなんじゃないかってブレーキをかけてしまって。でも、年齢を重ねるうちにいい意味で肩の力が抜けて、地元と直接つながる機会をもっとつくりたいという気持ちが大きくなっていますね。
Daiki:どこにいても、いくつになっても、やっぱり地元は特別です。僕らが売れるかどうかもわからない時から「頑張りや」と背中を押してもらって、たまに帰ってくれば当たり前のように「おかえり」と言ってくれる。そういう人の温かさに支えられてきたんだなぁと改めて感じます。
――長岡京市には思い出の場所がたくさんあるかと思いますが、お気に入りはどこですか?
まーきー:僕は光明寺のあたりが一番好きですね。昔は好きとか嫌いとかあまり意識しなかったけど、あちこちでランニングするようになって、今さらながらすごく景色のいいところだなぁって。紅葉の時期だけでなく、新緑(写真下)や雪景色も素晴らしいですよ。
ISATO:僕を含め5人にとって大切な場所といえば、長岡天満宮の八条ヶ池(写真下)ですね。以前、ある番組で僕らのルーツの地の一つとして現地で取材してもらったこともあるし、個人的にも落ち込んだ時なんかによく行っていました。水上橋の上でぼーっと景色を眺めているだけで不思議と気分が晴れるんですよね。特に桜のシーズンは、池を縁取る桜並木が本当にきれいで、何度見ても圧倒されます。
Daiki:僕は特定の場所というより、夜中に実家のある隣町から長岡天神駅まで歩いて行って、長岡天満宮をぐるっと回って帰る間に歌詞を考えるのが好きでしたね。椅子にじっと座って考えるよりも、そうやって歩き回っているほうがひらめきやすくて。
Natsuki:2019年にリリースした「Hands」のミュージックビデオを見てもらうと、今の話に出てきたようなお気に入りの場所がたくさん出てきますよ。ここはあそこかな?と探りながら視聴していただけるとうれしいです。
ISATO:「Hands」は所属事務所を離れてセルフマネージメントに移行したあと最初に出したシングルで、いわばローカルコネクトの第二章の始まりを象徴する曲なんです。ミュージックビデオの監督さんから「地元で撮るのはどうですか?」と提案された時、スタートにふさわしいなと腑に落ちて、みんなでアイデアを出し合って撮影しました。
“全世代が住みやすい“誇れる地元で再会を約束!
――人の温もりや景色のほかに、長岡京市の魅力を挙げるとすればどんなところでしょう?
Natsuki:平地が多いところです(笑)。僕は隣町出身なんですけど、実家の周りが坂道だらけで毎日の上り下りがとにかくしんどいんですよ。その点長岡京市は、駅の一帯がずっと平地だから自転車でスイスイどこにでも行ける。それがうらやましくて仕方ないです。
しゅうま:景色の良さにも通じますが、ほどよく田舎なところでしょうか。自然豊かでありながら、駅の近くまで行けば生活に必要なものはひと通り何でも揃うし、快速電車も特急電車も停まるので京都や大阪に出かけるのも苦になりません。どの年代の人にとっても暮らしやすいまち、それが長岡京市だと思います!
ISATO:えっと、こちらは市役所の広報の方(笑)? バンド辞めて就職しようと企んでるんちゃうやろな?(笑)
しゅうま:そんなことないって!(笑)ライブツアーとかで全国各地を回って、改めて気付いただけ。バランスのとれた、すごくいいまちやなって。
――素晴らしいプレゼンをありがとうございます(笑)。では最後に、読者のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
ISATO:これからも大阪城ホールを目指して突き進んでいく一方で、地元・長岡京市でのライブも継続的に行っていきたいと考えています。今回のライブはアコースティックスタイルでお届けしましたが、次回はダイナミックなバンドサウンドで僕らの音楽を楽しんでもらいたいと思っているので、その時はまた一緒に盛り上がりましょう!
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