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LGBT当事者を招いて政策勉強会を開きました

2018.04.02 03:46

第一回定例会が終了しましたが、都民ファーストの会では各政策課題ごとに様々な勉強会や研究会が引き続き開催されています。


文教部会の主催で、LGBT当事者の方を招いてのヒアリングと、東京都の諸課題についての第一回目の政策勉強会が開かれました。

この日ご参加くださった当事者の方々は、何か団体などに所属をしている訳ではない、ごく普通の一般人の方々でもあり、なかなかこれまでに表立って声をあげられてこなかった想いの丈を伝えていただけるように、この日を迎えるまでに内容の打ち合わせや資料の作成に大変お時間を割いていただきました。

性的マイノリティの方達にとって、声を上げるということはカミングアウトを必要とする、つまりご家族や友人、職場の人間関係の中でも自分が当事者であるということを表明することにも繋がるため、様々な偏見などもいまだに多く散見されることからなかなかカミングアウトするには至らない、そのような現実があるということも伺いました。

また、当事者の方達が、普通に暮らし、普通に恋愛や結婚、出産や育児をする、そのことについても性的マイノリティであるという理由で様々な障壁や制度的な格差があるということも伺いました。

先日東京都議会では、文教委員会において、教育庁で人権教育の一環として行われる性自認と性的指向の項目のバランスを是正する要望や教員のみならず児童や保護者も含め理解啓発を行っていくための施策の検討の要望を私から発言させていただきました。

また、都市整備局では後藤なみ議員が、都営住宅でのLGBTカップルの方がパートナーとして入居できるようになるために申し込み基準の見直しを求める質疑を行いました。

厚生委員会では都立病院において同性パートナーをキーパーソンとして指定することで親族と同様に扱われることが龍円あいり議員の質疑で明らかになりました。

総務委員会では奥澤議員が、オリンピック憲章に基づくあらゆる差別を許さない条例案について、特にLGBTに関する総合的な調整を行う組織の検討について質疑を行い、今後パブコメ募集や区市町村との連絡会での意見交換を行うという答弁がありました。


議員同士の意見交換や情報共有、また会派内での議論も今後活発化させて行くための貴重な、そして意義ある第一回目の勉強会を開催できたことはとても大きなことでした。お話をうかがわせていただいた当事者の皆様には、心より感謝を申し上げます。

また、これはキックオフとして第一回目の勉強会であり、今後有識者や団体、また今回はいらしていない当事者の方にもお声を頂戴していく所存です。


会派として、今後いただいたお声をしっかりと政策に展開していけるよう、議論を重ねていきたいと思います。