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地中熱利用に必要なもの(クローズドループ)

2018.04.02 06:32

地中熱利用の基礎的な情報を前回までにご紹介してきましたが、今回は、「地中熱利用に必要なもの」をご紹介してみたいと思います。

(エコビジネスライター 名古屋悟 [ECO SEED代表])

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地中熱ヒートポンプシステム導入に必要なもの~クローズドループの場合(一例)

 地中熱ヒートポンプシステムを導入するには、ざっくりと下記のようなものが必要になります。


土地(井戸工事に必要な機械が入れる広さの土地)

※写真(イメージ)に写っているハトや木は必要ありません。


熱交換用の井戸(建物の基礎杭などを利用する場合はそれがこれに該当します)


高密度ポリエチレン製のUチューブなど(ヒートポンプと地中を繋ぎ水などの媒体を循環させる管)→底側がU字型になっているので、Uチューブと言います。


珪砂(井戸の内壁と熱交換器の空隙に充填するもの)


熱媒(水または不凍液 [ブライン] )


室内外配管(高密度ポリエチレン製の水道管など)

→Uチューブと地中熱ヒートポンプ、地中熱ヒートポンプと室内機を繋ぐものです。


地中熱ヒートポンプ …要するに通常のエアコンで言う「室外機」。空気と熱交換する一般的なエアコンと違って「ファン」がついていないのが特徴です。

室内機(一般的なエアコンの壁掛け式の室内機と同じもの、床暖房設備など)

※導入される方ご自身が用意しなければならないのは基本「土地」だけ。その他資機材は、専門業者が用意します。