私のなまえ香 二百五十一 たいせつ(大雪)ことば・二十四節気
たいせつ(大雪)
いよいよ冬も本格的に深まりますよという知らせのような言葉。
二十四節気の1つ。
”雪いよいよ降り重ねる折からなれば也”(暦便覧)
「12月7日ごろから、四季は仲冬になりますよ~」
冬至までの12月22日
冬暖かに相まって、ひんやりと北風をも感じます。
鋭く冷たい風そして雪が遠慮なく降り積もるころです。
昔々の私たち祖先、日本の上代には、今のような暦はありませんでした。
そう、自然暦で自然の動き、変化を合図として共に過ごしておりました。
もちろん今も、少しばかり感じます
落日が早い冬を感じ、柔らかな太陽の色
息が見え冬深まりを知り、寒さから身を守ってみたり
冬は空気澄み、夜空の星も鮮明で、星座もきらきら賑やか。
そして、この風情ならではの「寒い」の言葉も繊細です。
・冬の寒さは 「寒し」(さむし)を表現し
・皮膚に感じる感覚の寒さは「冷たし」と言います。
・しんしんと冷える寒さは 「底冷え」と伝えて
・一層寒さが極まる表現は「冴ゆ」と表現します。
言葉を繊細に知って伝えることで、相手に深く状況を理解してもらえる。
日本の言葉ならではの繊細さは、情緒を包み、知ることができて
言葉の響きが、優しくも鋭くも、強く弱く・・・その状況にのせて届けてくれます。
♪大雪の言葉の表情からも捉えてみました♪
明るく個性的な表情と清らかに溌剌とした雰囲気
冬の冷たい風情の音色はもちろん、
秋の足跡がほんのり爽やかな表情となって捉えられています。
透明感に溢れた音の中には、
神秘を添えた開放的な響きとして
まるで大らかに事柄(雪が降るなどの風情)を迎えるかのような
音も融合されているようです。
そこには、夢幻的な空間を誘う穏やかな躍動
冬ならではの、瑞々しく心地よい香しさがします。
”言葉がさわやかで遠くまでよく通るような者はこれを金言という。
心正しく人の悲しみ憂いを共にする人である”
<言語五行の1つ>
この言葉を思い出しました。
たいせつのことば、二十四節気 日紫喜友紀
※二十四節気は、1年365日を15日ずつに区切ったものでその区分点を節気。
※ちなみに七十二候は中国古代の天文学で黄河流域地方の気候を表現している
といわれています。