近道法
そういえば、うちの地元で「近道法」というのがありました。
地元の川にはいくつか橋があるのですが、川を渡るとき
1、神社の前の橋で一度歩いて渡る
2、後ろを見ずにバックで戻る
3、振り返らずにもう一度渡る
4、神社を走って突っ切る
で、川沿いにある徒歩30分掛かる駄菓子屋のあたりに10分と掛からず着けるというものです。子供たちだけの秘密の近道法でした。
大人になってから試してみても、普通に神社を突っ切るだけでした。
子供専用の近道?それとも…ま、まさか…!
スピード不足!?(……お、大人のボデーは重いのですよ…。)
皆さんは子供の頃、こういったものはありませんでしたか?
近道法は親せきのお兄さんから教わりました。そのお兄さんは、近所のお兄さんから。あと、父も知っていました。子供の時兄貴(私の叔父)に教わったそうです。 叔父は他界しているので、それ以前はわかりませんでした。年長者が年下の子供へ伝えているようです。私も5歳年下の近所の子に教えています。 あと、一応補足を。
近道法のタブー?について。
1、この方法を使ったら、神社を歩いて通り抜けたらいけない。
2、夕方4時~6時くらいに神社を抜けていると声や気配?がすることがあるけど振り向いたらいけない。
理由が不明で、友人たちに聞いても誰も知りませんでした。
「夕方4時~6時くらい」は人によってまちまち、おそらく夕暮れ時のことだと思われます。 気配の方は、この決まりを知らなかった子供の時に確認(経験)しました。 夏にも関わらず全身鳥肌物の気配で、とてもではありませんが良い気配とは思えませんでした。(恐くてしばらく神社に近寄れなかった程です)
気配のした場所は鳥居のあたりです。走り抜けた瞬間に背後にぞわわっと…
振り向き禁止といいますが、あれ、振り向けたら勇者ですよ。私は、自分がこんなに速く走れるなんて!と言うくらいの速度でダッシュしました。
あの気配は、山神様ではありませんでした。あれは何なんでしょう? この辺、神隠しと関係あるのかな?
気配を感じた時の状況などを。
時期:小学校の夏休み中
人数:1人(自分のみ)
気候:晴れ、気温はじっとしてても汗ばむ程度
鳥居:石でできていて、黒い粒々のある白い色(触るとざらざら手ざわり)
神社:近所猫だらけなのに、なぜかここだけ猫が寄り付かない(というか鳥・動物を見たことない)
時間:夕方5時00分~10分の間(5時30分までに帰りたくて近道法使用)
地理:幅3mくらいの橋→橋に垂直(川沿い)に幅4mくらいの道→神社(鳥居)
※道は神社の敷地内かもしれません。
近所に小学校があり、グラウンドで野球部が練習中だったのに、神社(境内)に入るとノックとかの音が急にしなくなった?
※鳥居を抜けた後、例の気配で軽く混乱状態だったので耳に入らなかっただけかも…
静寂?で耳に「キーン」という音&心臓バクバクは印象に残っています。